いつも＋恋人 1 ページ24
「謎だ。謎すぎる......私がイリスにＬの誕生日を教えていたって...？ ふふ、この難事件、名探偵Ｌにお任せあれ！」
「......お前の脳ミソが事件だろ...」
このツッコミは、もちろんアダム。今しがた昨夜のご報告をしたときも、「バカップル成立だな、おめでとう」と歪んだ祝福をしてくれたところである。
「つーかさりげなくＬのせいにしてるよな」
「してないですよー、何言ってるんですか(にっこり)」
いつもの会話。でも今日は......今日からは、ちょっとちがう。
いや.........かなり。
「(べ...別に、新しいリップ使ってることに深い意味はないんだし......化粧水だって念入りに肌に押し込んだのも、何も関係ないっ)」
......うわあ。自らのチキンっぷりに笑いがこみ上げてくる。
こんなのＬの前じゃ、いろいろとバレバレだ。
細かな仕草や言動を通じた上で、あいつは推測を立てるから、こんなんじゃ「キス待ってます」のサインを寄越しているのと同じだ......はぁ。
「......いや、いやいや、待ってはいないんですけど」
と、言ったら嘘になる。と、言わずとも嘘になる。
じゃあどういうことなんだと説明すると＿＿＿
「ん......おはよ、」
「んにゃあああああっ⁉ あ、あああんた、アンタアンタッ！」
ごめんなさい、説明することは叶わなかった。
一瞬早く、私の首に絡みついてきた白いワイシャツの腕が早かったから。
「ど、どかしてくださいっ」
すんなりと腕を離していったＬ。キッと睨み上げると、何事もなかったかのように、いつも通りラッキーチャージをすすっている。
離れたときに、ふわっと香った。Ｌらしいといえばそう、男の人っぽいけど......それでも安心できるような、私の好きな匂い。
「......顔たるんでる」
「最低！ 信っじらんないです...！」
前言撤回。それ女の子に言う⁉ しかも恋＿＿＿
「......まっか、」
「............っ」
そう意識した途端、急に恥ずかしくなっちゃって、Lからプイと顔を背けてしまった。
昨日唇を合わせられたおでこが熱を持つ。
「......」
気づけばLが横に座っていた。私の頬に手を添えている。どうしよう......息できない。
あの強引でわがままのLからは想像もできないほどに、優しく私を＿＿＿振り向かせた。
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キカ(プロフ) - ユナさん» ありがとうございます！ 本当に光栄です笑 ユナさんに読んでもらって嬉しいです(＞＜) (2016年10月9日 20時) (
レス) id: a57beac9d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - いつも見てます！もう何回目だろ...。笑 この作品、作ってくれて感謝です！！！ (2016年10月9日 20時) (レス) id: 277db17051 (このIDを非表示/違反報告)
キカ - うわあああついにやっちまったああああああ！！ (2016年3月2日 20時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
キカ - ですです！ (2016年2月24日 17時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
スミカ - Ｌイケメソですよね！！ (2016年2月23日 17時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キカ | 作成日時：2016年2月10日 14時
