副教科 1 ページ13
ナンテコッタ。
副教科の席は4人ずつの配分となっている。アルファベット順に、ABCD、EFGH...と分けられている。
IJKL。
lはイリス、Jはジェファニー、Ｋは私、LはL。
いない人の分をつめたりはしない。だからいつも、Lの席だけがぽつんと空いていた＿＿＿のに。
「......は、なぜ...どうしました?」
「僕がいちゃいけないの？」
いや駄目じゃないよ? けど、よく辺りを見回してごらん？
「Ｌ...Lだ」
「素敵...」
「「「カッコいい...」」」
ほらね。そこら中から男どもの舌打ちが聞こえてくるよ。悪いことは言わん、カッターを投げられる前に早く逃げなさい。
「仕事は? あ、間違えた...趣味は？」
「今日の分は終わったし......暇」
「チィッ...‼」
くそぅっ、私が家庭科の裁縫で、針に糸を通すとこから悪戦苦闘しているというのに、こいつはのうのうと机に足をのっけてラッキーチャージすすって...！
来世がチンカスになる呪いでもかけておいてやろう。
「はぁ......次、音楽ですよ？ 本気ですか?」
あ。そういえばあと5分で授業開始だけど、イリスがまだだ。
「あの、ジェファニー。イリスは？」
ジェファニーは口を厳しくへの字に曲げ、眉根を寄せて耳打ちしてきた。
「馬鹿。イリス、Ｌのこと大好きでしょう？ 今この時間だけでも、Ｌの隣に座ることが緊張で、お腹壊しちゃったの」
「Ｌ...あんたってのは......」
「......？」
イリスは大人しい、清楚でおしとやかな子だ。女の子の鏡とも言えるような気品のある顔立ちは、見ているこっちが本当に癒される。
天使。本当、天使。
そっか。そういえば言ってたな......
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キカ(プロフ) - ユナさん» ありがとうございます！ 本当に光栄です笑 ユナさんに読んでもらって嬉しいです(＞＜) (2016年10月9日 20時) (
レス) id: a57beac9d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - いつも見てます！もう何回目だろ...。笑 この作品、作ってくれて感謝です！！！ (2016年10月9日 20時) (レス) id: 277db17051 (このIDを非表示/違反報告)
キカ - うわあああついにやっちまったああああああ！！ (2016年3月2日 20時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
キカ - ですです！ (2016年2月24日 17時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
スミカ - Ｌイケメソですよね！！ (2016年2月23日 17時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キカ | 作成日時：2016年2月10日 14時
