ASLと愉快な仲間たちがトリップしてきたので、とりあえず世話したいと思います (ページ11)

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悪魔の実とか覇気とかページ11

推したちと出会ってから数日が経過。
推しの行動を肉眼で見れるってどんな幸せ時空？

予想外の出来事だったため、各方面から一週間お休みをもらっていた。

そうして家の中で推しといる中、あることに気がついてしまったのだ。

『この中で非能力者…。私とコビーとサンジしかいなくね？』

「「確かに」」

2人からの即肯定をもらう。
それもそのはず。
ルフィはゴムゴム、エースサボはメラメラ、ローはオペオペ、カクはウシウシだ。

ちょっと…。見てみたいかもしれない……！

「Aさん絶対今見てみたいとか思ってますよね」

『なぜわかるの？』

コビーがジト目で私の方を見てくる。
なにその表情くそかわなんですけど？

「顔にでてます！…だめですよ危ないんですから。」

『だめか…。』

コビー、まるで私の心を読んだみたいな…
そうだ！

『コビーとサンジって確か見聞色の覇気持ちだったよね？』

「そうですよAすわん」

「そうですけど…。」

『じゃあ、見聞色の覇気見せて！』

きらきらと目を輝かせる私。
その表情にぐっときたのか、コビーは少し頬を赤に染めながら返した。

「…今回だけですからね。」

『わーい！』

「Aすわん、僕は？」

ぴえん顔をするサンジ。
2人の見聞色の覇気発動の瞬間は見てみたい…！

『じゃあ、隣の部屋の様子を見てみてくれないかな。私が確かめに行く！』

「…分かりました！！今回だけですからね！！！」

「レディの仰せのままに。」

そう言って、コビーは覇気を発動させた。
うわぉ目が赤くなってる…。こういうのが厨二病になるんだろうけど、かっこいいな。

サンジはサンジで、いつも私に向けてくる表情とは違う雰囲気だ。
かっこいい…。

結論:2人ともかっこいい。

「…どういう状況なんですか、あれ。」

「さあ…？」

『なにがあったの』

困惑の表情が浮かぶ2人の顔。
思わず首を傾げるような出来事が、隣で起こっているらしい。

『…これ、行ってもいい系？』

「いい、とは思いますが…」

「Aちゃんがどう思うかだよね」

なんだか神妙な顔をしてみせる2人。
気になった私は隣へと向かった。

『みんなーなにして』

「おっ、Aだ！見てみろよー！すんげーおもしれえだろ！！」

そう言って飛びついてきたルフィの鼻は、何故か伸びている。

そしてカクは…。

「別に面白くもなんともないじゃろ。」

そこには、カクの格好をした鼻の短い人が立っていた。

だ、誰ーーー？？？