【11話】 ページ11
まだ伊黒は帰ってきてはいないようだが、家に着くと人の気配がした。
二人してのぞいてみると、一人いた。
「冨岡?!何でここにいんだ?」
「それはこっちのセリフだ。…何故、お前が伊黒の家にいるのだ?」
それは清志郎と同期の冨岡義勇だった。
無表情で口数が少ないことが印象に残る人だった。
「それは後で話すからさ、伊黒探してんの?だったら任務じゃないのか…?」
「…そうか」
「あ、あの…丁度今から夕餉を作るのでご一緒して、中で待ちませんか…?」
巳宵の言葉に肯定の意を示す義勇。
「えと、なるべく好きなものに合わせますので、好みを教えていただけませんか?」
「…鮭大根」
「あ、そうだったな。冨岡は鮭大根が好きなんだったな」
「あ、丁度材料ありますので、今日それ作れますよ」
作れるという言葉に冨岡はムフフと笑ったような顔をした。
「そうか」
「はい、では私は夕餉を作りに向かいますね。冨岡さま、兄さま」
「あぁ、行ってこい」
巳宵は早速夕餉を作りに向かい、清志郎は荷物を割り当てられた部屋に置き、家に上がってから、冨岡と話を続ける。
「なぁ冨岡、今日は何の用事なんだ?…鎹鴉じゃダメだったのか?」
「あぁ、自分で渡そうと思ってな…」
「そうか。…そういえばお前今日、鬼狩りの任務あったのか?」
唐突な清志郎の質問に何が言いたいのかわからないとも言いたげに少し顔をゆがめる冨岡。
そして淡白に一言答える。
「…?ない」
「女鬼の気配が残ってるぞ…狩れなかったのか?」
「!?…それは…後で話す」
「そうか…。じゃあ、オレがさっき後で話すって言ったやつと交換な」
「わかった…」
しばらくして巳宵が呼びに来た。
「兄さま、冨岡さま。夕餉ができました」
「あぁ、わかった」
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時