【27話】 ページ31
時は過ぎ、巳宵も鬼殺隊で丁の地位を獲得したころ。
柱が一人増えた。
お館様は皆に紹介するいい機会だと、巳宵にも同席するように促した。
巳宵は伊黒とともに産屋敷に向かう道すがら、話す。
「なぜお館様はわざわざ私を呼ばれたのでしょうか…?柱の方々に私から出向いた方がいいでしょうに…」
「お館様のことだ。何か考えがあるに相違ない」
伊黒からもっともな答えが返ってくる
確かにそうだが、柱に会うのはさすがに精神的にくるものがある。
緊張もする。
一人一人に会うのは別にいいが、一度に会うのは気が引ける。
そうこうしているうちに産屋敷に着いた二人。
他の柱は揃っていた。
慌てて巳宵は謝る。
「遅くなり申し訳ございません」
「大丈夫だぜ!時間には間に合ってるしな」
派手にキラキラした人が答える。
「有難う御座います」
「巳宵、こっちにこい」
伊黒に隣に来るように促される。
素直に従う巳宵。
他の柱は伊黒に新鮮な対応に内心驚いている。
「やぁ、私の子供たち。揃っているね」
「お館様…!謹んで____」
柱の唯一の女性がお館様に挨拶をする。
声が凛としていて、巳宵は直感的にかっこいいと思った。
そんなことを考えていると、お館様が話を始める。
「今日、柱の皆に集まってもらったのは、新しく柱になる者と小芭内の継子の紹介をしようと思ってね。杏寿郎、来なさい。そして自己紹介を」
「はい!お館様!炎柱になる、煉獄杏寿郎だ!よろしく頼む!」
とても元気いっぱいに声を上げる煉獄。
大きな声が空気を振動させる。
「うん、よろしくね。…じゃあ、次は巳宵、自己紹介を」
「は、はい…。蛇柱の継子の累月巳宵です。兄の清志郎がいつもお世話になっております」
そう言って頭を深く下げる巳宵。
すると案の定、少しざわつく。
大方、清志郎の妹なのに何故蛇柱の継子なのか、ということだろう。
「うん。二人ともありがとう。皆、仲良くするんだよ」
それぞれが返事をし、この場は解散となる。
が、すぐに柱の方々に呼び止められる巳宵。
真っ先に呼び止めたのは意外にも彼だった。
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時