俺様たちは満月の夜に出会った【十二大戦】

兄弟会議 ページ15

巳Side

辰「お帰りだぜ〜」

巳「お〜兄貴、遅かったじゃねぇか」

辰「ちょっとこっち来い。話がある。」

いつもよりも暗い声してやがんな




巳「兄貴どうした?」

辰「…明日から




…Aがここに住む」







巳「…今なんつった?



Aがここに住む?


兄貴たちが二人きりになってたあの１時間の間で何があった!?」



辰「満月見て、キスして、そのあと 巳「ちょ、ちょ、ちょっと待て!キスした⁉」

辰「あぁ。」

巳「やっぱり二人ってもう付き合ってんの?」

辰「付き合ってないぜ、おい、やっぱりってどういう意味だ?」

巳「いや、兄貴Aのこと好きだろ。」





辰「…よくわかんねぇんだよ」



巳「はぁ〜？わかんねぇって…


じゃあ、Aが可愛いな〜とか、

顔が熱くなったりとか、

胸が締め付けられるように痛くなったって事はねぇのか?」



辰「…」


図星か。

ったく兄貴は初対面から顔赤くなったりして一目惚れしてんのバレバレなんだよな〜。


巳「じゃあ、俺がAのこと貰っていいよな?」

辰「それは俺様が許さねぇ!」

いきなり大声とか出すからびっくりしちまった。


巳「冗談だっつーの」

分かりやすっ

辰「そんなことはどうでもいい。

とにかく、明日からAが俺様たちと住む。

だが俺様達の仕事のことは絶対に言うんじゃねぇぞ」


巳「はぁ？なんでだよ？」

辰「なんとなくだ。絶対にばらすんじゃねぇぞ！」


めんどくせぇ

巳「わーったよ兄貴」


まぁ俺もAのことは少し気になるから一緒に住むのは反対しねぇ〜けど、兄貴がここまでの鈍感野郎っだってことは知らなかったぜ。






これは面白くなりそうだな。

ﾆﾔｯ

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