俺様たちは満月の夜に出会った【十二大戦】

甘い口づけ ページ12

貴方Side

今の状況が把握できない。

私、確かこんなきれいな月を見るのは初めてで、

興奮しちゃって、

長幸さんに恥ずかしいことを言っちゃって言い訳をしてる途中キスをされている!?



何でキスされてるの?

まだ会ってから一日も経ってないよ!

などそういうことは何にも思わずこの時が止まればいい、それしか思わなかった。



凄く優しい、甘いキス。



映画のワンシーンみたい。



突然キスをされたとき長幸さんは私の頬を両手で触ったが今、

長幸さんの左手は私の頬に触れていて右手は頭の後ろを優しく支えてくれている。





『ん……


…っん…』


もう息ができないと思ったとき私は長幸さんのシャツを強く握りしめたり優しく叩いたりした。


やっとキスが終わった。


『ん…


はぁ……


はぁ…』


頭の中がふわふわして何を言えばいいのか、考えればいいのかわからない。







辰「…帰るぞ」



本当はもうちょっとキスしたいけど私たちは付き合ってるわけもないからそんなこと言えるわけがない。




そう思い私はただ軽くうなずいた。

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