３ ページ50
-大貴 side-
お風呂入っておいで。と言われたので入ることに。
シャワーを浴びて出ると、お父さんの姿が見えなかった。
大貴「お父さんは…？」
竹田「散歩に行ったよ」
大貴「そうですか…」
望美「あ、お母さん！雨降ってきたよ？」
母「あら本当？」
望美「お父さん、傘持って行った？」
竹田「晴れてたし持って行って無いかもな…」
外を見ると確かに雨が降ってきていて、雨足も強い。
大貴「僕、行きます！」
母「え、でも…」
大貴「もしかしたら、仲良くなれるかも知れないし！」
竹田「あ、大貴くん…！」
傘を持って竹田さんの家を出た。
暫くお父さんを探していると、横断歩道を渡ろうとしているお父さんを見つけた。
声を掛けようと思った瞬間、信号無視のトラックがコチラに向かっているのが見えた。
お父さんは気付いてないし、トラックも止まりそうな気配が無い。
俺は考える間もなく走り出し、お父さんを思いっきり押した。
竹田「父さん！大貴くん！！」
大貴「あ、竹田さん…」
あのあと、大きな怪我は無いものの、検査入院ということで病院に運ばれた俺と竹田さんのお父さん。
それを聞きつけた竹田さんたちが来てくれた。
父「どうして助けた」
大貴「竹田さんの大事な家族ですし、放っておけないですよ」
素直に思ったことを伝えると溜め息をついて、竹田さんを見つめたお父さん。
父「まったく…。優介、付き合うからには命を懸けて守れ！」
竹田「えっあ、はい！！」
その後、慌ててやって来たウチの家族に事情を説明して頭を下げてくれた竹田さんのお父さん。
正式に付き合うことにもなったことを伝えれば凄く喜んでくれた。
一緒に食事でもどうかと誘われたので、竹田家と薮家で竹田家で食事会をすることになった。
凄く盛り上がってて楽しそう。
俺と竹田さんはベランダに出て来た。
大貴「ようやく付き合ってるって言葉が心にすんなり入って来ました」
竹田「俺もだよ。本当に認めてもらえて良かった…」
大貴「俺、これからも認め続けてもらえるように頑張ります！」
竹田「俺も、大貴くんを何がなんでも守り抜くよ」
大貴「竹田さん…」
竹田「大貴くん、愛してるよ」
大貴「俺も、愛してます」
月明かりの下、静かに深く長いキスをした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん - みぞれさん» 『裏』は、今回も必要以上に激しい行為にしちゃってください！（大ちゃんの初々しさは、そのままに・・・。)２つ目の竹田発熱完治後の、『裏』も期待しております♪明日が楽しみにしております♪ (2021年5月26日 22時) (
レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - みぞれさん» 明日のお話の、大ちゃんが父親に吐く暴言、何にしました？普段の大ちゃんが絶対口にしない様な、結構酷い言葉にして欲しいです（笑)ラストで、大ちゃんがわざとイチャイチャを父に見せつけるシーンは、普段とは全く違う態度の大ちゃんに困惑する竹田書いて欲しいです！ (2021年5月26日 22時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - のんさん» リクエスト了解しました！書かせて頂きますね！ (2021年5月26日 22時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
のん - みぞれさん» 以上です！長々と失礼いたしました。今回も何卒、よろしくお願いいたします！！ (2021年5月26日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - みぞれさん» シーンを入れて欲しいです！こちらのお話は、是非長めでお願いしたいです！２つ目で、大ちゃんがどういう答えを出すのかは、作者様にお任せいたします。（※別れる以外でお願いいたします（笑))２つ目のお話は、全て大ちゃん目線でのお話にして欲しいです！ (2021年5月26日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぞれ | 作成日時：2021年5月15日 0時
