薮家は今日も仲良し 8

３＊ ページ33

-竹田 side-






その後、映像に映っていたから直ぐに女性は特定出来て、逮捕された。



けれど、大貴くんの心身は俺達の想像以上に傷付いてて、何度も謝ってくる。



大貴くんは何も悪くないのに…。




大丈夫だよと少しでも伝わるように抱き締める。




すると大貴くんが服の裾を掴んで来た。







竹田「どうしたの？」



大貴「……て」



竹田「ん？」



大貴「俺のこと、抱いて…？」



竹田「えっ」








大貴くんから誘うなんてことは全然無いから驚いた。



けど、女性の感触が残ってるのが嫌なんだろうな。








竹田「分かった」







そのまま2人でベッドに行き、身ぐるみを全て剥がす。



割れ物を扱うように優しく優しく、どこを触るにも触れる程度で。



指を絡めて、深くキスをする。







大貴「ん、ふぁ…あ…」







突起をイジり、身体中を愛撫していくと、腰を浮かして声を漏らし始めた。







大貴「あぁっ！あっ、やぁんっ！んん…っ」



竹田「大貴くん…っ」








女性に付けられたキスマや跡を上書きするかのように上から重ねていく。



そして大貴くんの自身に手をかけ、上下に揺らす。






大貴「あっ、あぁっ！んっ、ひぁっ！いっく…！いくっ！」






大貴くんの自身から欲が溢れた。



大貴くんの呼吸が少し整ってから後ろを解す。







大貴「んんっ、あっ！あぁっ、」



竹田「大貴くん、もう入れて良いかな？」



大貴「おねが…、きて…っ」



竹田「入れるね？」



大貴「っ、あっ竹田さんっの…来てるっ」



竹田「締めすぎだよ…っ」



大貴「竹田さんで、いっぱいにして…っ？」



竹田「良いよ。じゃあ動くね」



大貴「ふぁ、んっ、ん…っ、は…」



竹田「可愛いよ、大貴くん」







可愛いと言えば、またキュッと締めてくる大貴くん。




そんな大貴くんが更に可愛くて、愛しくてますます大好きになる。




律動を少しずつ早めていくと、声も大きく甘くなる大貴くん。







大貴「あっあっ！きちゃっ、きちゃうっ、はぅっ！んっ」



竹田「俺もいきそう…っ」



大貴「や、あっ、んん〜ｯ!!」








2人で欲を溢れさせ、ベッドに倒れ込む。




眠ってしまった大貴くんの寝顔を愛しく眺め、優しく頭や頬を撫でてあげた。



少しでも安心して眠れるように。







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