21話 (大ちゃん好き様リク) ページ21
ー宏太sideー
仕事終わり、トボトボ歩いて帰っていると、ふとライトに照らされてる掲示板を見た。
沢山の貼り紙がされてる中、目が止まったのは絵本の読み聞かせボランティア募集の貼り紙。
誰でも参加OKらしく、大貴に良さそうだと思い、ご自由にどうぞ!と書かれた容器に入っていた紙を1枚取り、ファイルに挟んで家へと帰った。
宏太「ただいま〜」
大貴「おかえりなさい!」
侑李「おかえり、晩ご飯もう少しで出来るよ」
宏太「おう!ありがとう!」
3人でリビングに入り、直ぐに紙を出して大貴に渡す。
宏太「ほい、大貴!」
大貴「ん?…絵本の読み聞かせボランティア募集?」
宏太「今日図書館前で見つけてさ?大貴にピッタリかなって思ってさ?」
大貴は受け取って少し目を通してから、ありがとう!と笑顔を向けてくれた。
でも、いつもの元気な笑顔と言うより、少しだけ引きつったような感じに見えた。
けど晩ご飯を食べ始めると普段通りの大貴だったから気のせいかと感じた。
晩ご飯を食べて、それぞれが自由時間を過ごす為に4人でソファに座っていると、大貴が先ほどの紙を持って悩んでいるのが分かった。
直ぐに大貴の隣に座り直す。
宏太「心配か?」
大貴「…うん」
宏太「大丈夫だって!大貴の夢に近付けるチャンスだよ!?…そうだなぁ、大きな1歩じゃなくてもさ?蟻みたいな小さな小さな1歩でも、それは前に進めてる証拠なんだから!」
大貴「お父さん…」
涼介「そうだよ!失敗しても恥ずかしくないよ!最初から上手く出来る人なんて居ないんだからさ?」
大貴「涼介…」
侑李「うんうん、大貴なら大丈夫だよ。やってみたら?」
大貴「侑李…。うん、俺やりたい…」
宏太「おう!その調子だ!!」
大貴の瞳には、さっきまでの不安などは消えて、真剣に向き合おうとしている瞳だった。
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みぞれ(プロフ) - 大ちゃん好きさん» リクエストありがとうございます!番外編も全力待機しておきます!!(笑) (2020年7月1日 21時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん好き - 番外編として、涼介君が大ちゃんは本当はエスパーなんじゃないか?編も考えて見ました。みぞれさんさえ良ければ、書かせて頂いてもよろしいでしょうか?それでは、医者になった涼介君編宜しくお願いします。 (2020年7月1日 21時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん好き - 以上で終了です。補足で、大ちゃんの作ってくれた卵粥美味しく無かった?の前に、泣く夏美ちゃんに驚く涼介君の台詞を付け足して下さい。ど、どうしたの?何で泣くの?でお願いします。 (2020年7月1日 21時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん好き - このお粥さんも、美味しいよ。大ちゃん、ありがとう。大ちゃん夏美の頭を優しくポンポンとしてあげます。その光景を見て、涼介君も二人の事を微笑ましく見ていました。そして、二日後には、夏美ちゃんの熱もさがり、元気に保育園に通いました。 (2020年7月1日 21時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん好き - 夏、ママの作ってくれたお粥さんと同じ味がしたんだもん。涼、そっか、ママの作るお粥は世界一美味しいって夏美言ってたもんね。大。夏美、大ちゃん悪いことしちゃったね。ママの味思い出す様な事しちゃってゴメンね。夏、首を振って、大ちゃんの作ってくれた (2020年7月1日 21時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霙(みぞれ) | 作成日時:2020年6月22日 8時