episode 42 ページ42
ｰ涼介sideｰ
ずっと悩んでる俺を見兼ねてか大貴様が、
『取り敢えずブラブラして何か見て来なよ！』
って言って下さったので、1人で街を歩く。
学校帰りの小中高生、世間話で盛り上がる主婦の方々、お店の売り込みをする声、車や電車の通る音。
いつも大貴様優先で行動してたから、こんなにゆっくり周りを見渡しながら音に耳を傾けるなんてした事無かったかも。
『あら、涼介くん久しぶりねぇ？』
涼介「あ、おば様！久しぶりです」
『元気にしてた？』
涼介「もちろんです、おば様もお元気そうで何よりです」
『ふふ、ありがとう！』
小学生『あっ！この前のお兄ちゃんだぁ！』
小学生2『お兄ちゃん今日は1人？』
涼介「うん、そうなんだ」
前に大貴様をお出掛けした時にサッカーをして遊んでいた小学生達だ。
小学生3『もう1人のお兄ちゃんは？』
涼介「今日は居ないんだ。ごめんね？」
小学生2『ううん！あっそろそろ帰らなきゃ！』
小学生『またねお兄ちゃん！！』
涼介「気を付けてね〜」
小学生って本当に可愛いなぁ？
そう言えば、俺と大貴様が出会ったのも小学生だったよな。
懐かしいな？
それから自由にブラブラして、満足してから屋敷へと戻って来た。
大貴「おかえり涼介、楽しかった？」
涼介「凄く楽しかった」
大貴「うん！そんな顔してる！！」
涼介「そう？」
大貴「おう！ゆっくり出来たようで安心だ！」
涼介「ありがとう！」
大貴「良いよ別にお礼なんか」
ドヤ顔したり微笑んだり照れたりと、コロコロと表情を変える大貴様。
何度見ても飽きないわ。
大貴「あっそーだ！裕翔がそろそろディナーの時間だよって言いに来てた！」
涼介「ほんと？じゃあ行こうか」
大貴「うん！今日は何かな〜？」
涼介「食べ過ぎないでね？」
大貴「もちろんだってぇ！」
涼介「本当かなぁ？」
明日になれば、また主人と執事の関係に戻る。
それでも、これだけ仲良くやれるのは紛れも無く大貴様の人柄のお陰だと思ってる。
神様、もし居るのなら、俺達を出逢わせてくれてありがとう。
これからも見守ってて欲しいな？
.
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みぞれ(プロフ) - しょぼんさん» 本当ですか？ありがとうございます(；A；) (2020年8月29日 17時) (
レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - 第3章も大人版も読みたいなと思っていたので、嬉しいです(*^^*)これからも更新頑張ってくださいね！！ (2020年8月29日 13時) (レス) id: 77da2a7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！本当ですか？嬉しいです！ (2020年8月29日 11時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - いつも楽しく読んでおります。お話の件ですが、続けて頂きたいです！これからも、応援しています！ (2020年8月29日 9時) (レス) id: 8fd08431c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - らん。さん» そう言って貰えると凄く嬉しいです！ありがとうございます！^^* (2020年8月29日 0時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞれ | 作成日時：2020年7月25日 9時
