大貴様と愉快な仲間たち Part2

episode 31 ページ31

ｰ雄也sideｰ






大貴「ねぇ、涼介は？」





雄也「大貴様？その質問、今日だけで6回目ですよ」





大貴「だって…」





雄也「そんなに山田が良いですか？」





大貴「別に雄也が嫌いって訳じゃないよ？雄也だって俺の専属執事だし。
でもいつも一緒に居たの涼介だもん。何か変な感じ」





雄也「そうですね〜？涼介が来る前は俺が大貴様の専属執事でしたけど、いつの間にか山田の方が大貴様と居る時間多かったですもんね〜」






大貴「雄也がモテちゃうから？」






雄也「自分で言うのも何ですけど、そうですね。でももう1つ理由はありますよ？」





大貴「もう1つ？」






雄也「同い年の子と関わらせてた方が大貴も楽しいだろうとご主人様が」





大貴「お父さんが？へぇ〜」





雄也「普段傍に居れない分、心配なのですよきっと。何かと1番心配性なのはご主人様かも知れませんね」





大貴「まぁ父親だし？」






雄也「そうですね」









へぇ〜…と言いながら机に肘を付いてボケ〜としてる大貴様。









大貴「で、涼介なんで居ないの」




雄也「また戻るんですか。先程から申してる通り、ご主人様のお手伝いです」





大貴「俺も行く」





雄也「このやり取りも6回目…駄目です行かせる訳にはいきません」





大貴「雄也のケチ」





雄也「何とでも言っててください？」






大貴「いつ帰ってくるの！」






雄也「えーっと、夜までには戻るはずですが」





大貴「長い、今すぐ」






雄也「いや、私に拒否権は…」





大貴「じゃあお父さんに連絡する！俺の涼介取るなって！取るなら雄也にしろー！って！」





雄也「やっぱり俺の事嫌いなんじゃないですか！？」





大貴「むぅ〜っ」





雄也「そんな不貞腐れないで下さいよ。幼稚園児ですか？」





大貴「雄也まで辛辣になった」





雄也「あー、山田のせいですね？」





大貴「分かったよ、我慢する！」






雄也「流石大貴様！では…」









大貴「涼介に逢いたい」





雄也「はっや！今我慢するって言ったばかりじゃないですか！」





大貴「ちょっと我慢した」





雄也「ちょっとにもなってませんよ！」






大貴「俺がちょっとって言ったらちょっとなの！」





雄也「何ですかその理不尽な言い訳！」





大貴「言い訳じゃないしー！」







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