episode 16 ページ16
ｰ涼介sideｰ
最近の俺は疲れが溜まってたのか、イライラが増していた。
そして今日も朝早くから大貴様を起こしに行く。
涼介「大貴様、起きて下さい大貴様」
大貴「んん〜……」
涼介「大貴様！！！」
大貴「ふぁい！？あ、涼介？」
涼介「朝から自力で起きて下さいよ」
大貴「うぅ、ごめん」
涼介「着替えたら呼んでくださいね」
大貴「分かった」
大貴様に対して当たりが強過ぎるって言うのは自覚してた。
でも、それを直せるほど冷静な判断が無かった。
.
.
大貴「涼介！ねぇ涼介ったら〜」
涼介「今忙しいんで」
大貴「えー！ちょっとは構ってよ〜！ねーえー」
涼介「はぁ、雄也にでも構って貰ってください」
大貴「涼介が良いもん！」
いつもなら、仕方ないですね。なんて言って大貴様のワガママも聞くのに、今日はそんな事さえ出来なかったんだ。
涼介「あぁもう、うるさいな！！構え構えって幼稚園生ですか！！忙しいって言ってるじゃないですか！見て分かりませんか！？
それとも見ても分かんないくらいバカなんですか！」
大貴「りょ…」
涼介「もう良いですよ、大貴様のワガママにもうんざりです！これからは雄也にでも面倒見てもらって下さい、では！」
大貴「ま…っ」
バタン！と大きめに扉を閉める。
そして溜め息をつく。
この溜め息はバカな俺に対しての。
大貴様、涙を浮かべてた…分かってたのに止められなかった。
最悪だ俺…大貴様にあんな事言うなんて。
でも、まだまだ俺の気持ちはそんな簡単に戻ろうとしなかった。
.
.
大貴「あっ涼…」
涼介「裕翔〜ちょっと確認したい事があって」
大貴「涼介！あの…」
涼介「昼食食べて来ます〜」
大貴「……」
大貴様が話してくれようとしてたのに、俺は頑なに無視を続けていた。
終いに、大貴様は話し掛けようとしなくなってしまった。
自分のせいなのに、自分が悪いのに。
.
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みぞれ(プロフ) - しょぼんさん» 本当ですか？ありがとうございます(；A；) (2020年8月29日 17時) (
レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - 第3章も大人版も読みたいなと思っていたので、嬉しいです(*^^*)これからも更新頑張ってくださいね！！ (2020年8月29日 13時) (レス) id: 77da2a7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！本当ですか？嬉しいです！ (2020年8月29日 11時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - いつも楽しく読んでおります。お話の件ですが、続けて頂きたいです！これからも、応援しています！ (2020年8月29日 9時) (レス) id: 8fd08431c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - らん。さん» そう言って貰えると凄く嬉しいです！ありがとうございます！^^* (2020年8月29日 0時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞれ | 作成日時：2020年7月25日 9時
