薮家は今日も仲良し (ページ31)

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30話 (やまありラブラブ様リクエスト) ページ31

ｰ涼介sideｰ

2枚敷いて寝ることにした筈なのに……

大貴「えへへ、涼ちゃとぎゅぅ〜！」

涼介「ちょ、引っ付いたら更に熱くなるよ！？」

大貴「涼ちゃと寝るの〜！」

そう言って2枚敷いた意味が無くなるほど大ちゃんは俺に引っ付いてきてハグしてくる。

大ちゃん元から高熱で体温高いのに引っ付いたら逆に俺が熱上がりそうだよ。

涼介「大ちゃん、せめてもうちょっと……大ちゃん？」

大貴「ｽｰ…ｽｰ…」

涼介「寝ちゃったんだ。ふふ、おやすみ大ちゃん次起きた時には治ってると良いね」

そうして俺も目を閉じて眠った。

「り……りょ…涼介ってば〜！」

涼介「はっ！？あれ、大ちゃん？」

大貴「おはよう涼介！看病してくれてありがとう！」

あ、幼児退行治ったんだ。

涼ちゃ呼び可愛かったんだけどな。

涼介「良かった、幼児退行になっちゃうし凄いワガママになってたから大丈夫かと心配だったんだよね〜」

大貴「え、俺幼児退行してたの？」

涼介「覚えてないの？」

大貴「朝、お父さんと侑李は家出て涼介が看病始めてくれたくらいまでは記憶あるんだけど…」

涼介「え！そーなの！？」

大貴「ね、ねぇ！幼児退行って俺どんな事言ったの！？ワガママになってたって言ったよね！？」

真っ赤な顔をしながらグイグイ聞いてくる大ちゃん。

でもこの真っ赤な顔は熱のせいじゃなくて恥ずかしくて照れてるから。

涼介「えぇ〜？どんな事言ってたかな〜？」

大貴「もぉ！意地悪しないで教えてよ〜！」

涼介「可愛かったって事だけ教えとくよ！」

大貴「だから！それだけじゃ分かんないってば！涼介〜！」

2人で攻防を続けてたら、いつの間にか侑李が帰って来て怒鳴られたのは別の話。

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やまありラブラブ様、リクエストありがとうございました！！

大ちゃんの幼児退行、涼介くんのデロデロに甘やかす所、表現出来てたでしょうか？

幼児退行は初挑戦でしたので、どちらにしても上手く書けた自信が無いのですが、訂正必要でしたら難なく申し付けて下さいね！

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