有岡家 ページ8
ｰ山田sideｰ
喋り込んでいると、玄関が開く音がした。
有岡「あ、母ちゃん帰って来たかな？」
そう言って大ちゃんを始め、知念も降りていくので俺も着いていく。
有母「ただいま〜！あれ、誰か来てるの？」
知念「こんにちは、大貴ママ」
有母「あら、知念くん！久しぶりね〜！」
大ちゃんを女の子にしたみたいに顔がそっくりだな。
ジーッと見てると大ちゃんのお母さんと目が合った。
有母「貴方は初めましてよね？」
山田「あっ！高校の同級生の山田涼介と言います！」
有母「あら！貴方が山田くん！？
大貴から話は聞いてるわ！」
山田「え？」
有岡「ちょっ母ちゃん！」
有母「大貴ったら帰って来て直ぐに、新しい友達が出来た〜！とか、山田くんって言うイケメンなんだ〜！って説明してくれたのよ！」
大ちゃんが、お母さんに俺の話を！
しかも初日からって、そんなに嬉しかったの？
俺と友達になれて、そんなに喜んでくれたんだ。
山田「ぼ、僕も！大ちゃんと友達になれて凄く凄く嬉しいです！！」
有岡「山田…！」
そう言うと大ちゃんのお母さんはニコニコしながら、うんうんと頷いてくれた。
そして大ちゃんに近寄って、頭をガシガシ撫でながら
有母「良かったじゃないの！こんなに良い友達が新しく出来るなんて！
知念くんも山田くんも、うるさくて馬鹿な大貴だけど宜しくね？」
知念「もちろんです」
山田「は、はい！」
有岡「もっと良いこと言ってよね〜？」
有母「うっるさいわよ〜！」
有岡「わぁもぉ！髪がぐっちゃぐちゃになるー！！」
大ちゃんの家族はこんなに暖かくて優しいんだ。
大ちゃんがあんなに優しくて元気になるのも分かったかも！
これからも宜しくね…か。
俺の方こそ、宜しくね2人とも。
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作者名：みぞれ | 作成日時：2020年5月10日 10時
