お誘い！ ページ6
ｰ山田sideｰ
有岡「ね！一緒に帰ろ？んで、ウチおいでよ！！」
山田「…へ？」
また唐突な事を言い出す大ちゃん。
本当に急なんだから…。
ついていけないよ。
有岡「知念も来るし、3人で遊ぼ！？」
山田「でも、ご両親に迷惑じゃ…」
有岡「大丈夫！！母ちゃんも父ちゃんも帰り遅いし、来てたとしても喜ぶからさ！」
まぁ大ちゃんがこんな性格だもん。
親御さんも優しい人なんだろうなとは思ってたけど。
知念「断っても良いよ？大貴うるさいから」
有岡「うるさいは余計でしょ！？ね、どうする！？」
キラキラと期待のこもった目で見られれば断るなんて出来ない。
てか、誘われて凄く嬉しいし賛成した。
あっという間に放課後になって、いつも通り3人で帰る。
いつもと違うのは、向かうのは大ちゃんの家ってこと。
有岡「へへっ！やっと山田を家に誘えた〜」
山田「誘いたかったの？」
有岡「だって友達と遊んだりしたいじゃん！あっ今度はどっかに遊びに行く！？」
知念「大貴のやりたい事ばっかり提案しないでくださーい」
有岡「えー？じゃあ知念と山田は何したいの！」
知念「家で寝る」
有岡「おいっ！じゃあ山田は！？」
大ちゃんが俺に話を振ってきた。
俺がやりたい事…やりたい事と言えば……
山田「カフェ…巡り」
有岡「カフェ巡り！？」
山田「ご、ごめん！女の子ぽいよね！？」
有岡「良いじゃん！！カフェとか楽しそう！」
知念「まぁ涼介のやりたい事だし」
有岡「対応が違いすぎる…」
知念「はいはい、早く行くよ〜」
この2人は本当に見てて面白いなぁ。
テンポが良いって言うか、飽きないんだよね。
こんな2人と友達になれたなんて本当に夢みたい。
でも、本当に夢なら覚めて欲しくない。
それくらい、この空気が心地いい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぞれ | 作成日時：2020年5月10日 10時
