僕達の太陽さん ページ12
ｰ知念sideｰ
有岡「おーい、知念さぁーん？」
知念「なに、うるさい」
有岡「ちょ！固まってるから声かけたのに〜！」
知念「ほんっと、昔から変わんないよね」
有岡「ん？」
知念「何でも無いよ」
見た目も中身も変わんないんだから。
でも、そこが良いところなんだけどね？
本人には口が裂けても言わないけど。
山田「そろそろ出よっか！長居しても迷惑だし」
有岡「お、そうだな！」
知念「うん」
そして店を出て、各々感想を言って帰る。
有岡「山田、またな〜！」
山田「うん！またね！大ちゃん、知念！」
知念「うん、また学校でね！」
涼介とは途中で別れて、大貴と帰路を歩く。
そこで、ずっと聞きたかった疑問を問い掛けてみる。
知念「大貴は、どうして僕なんかと友達になろうと思ったの？」
有岡「何でって…。だって、何かビビッ！と来たからさ！」
知念「相変わらず意味不明なんだけど」
有岡「で、でも！友達になるのに理由だとかいらないでしょ！？」
あぁ、だから大貴を心から嫌いになれないんだよ。
こういう事サラッと言っちゃって。
聞いてるコッチが恥ずかしいよ。
だから照れ隠し。
知念「大貴はおバカだから考えるの無理だもんね〜」
大貴「ぬぁ！？何だって〜！！」
知念「ふふっ！」
ありがとうね、僕の人生を照らしてくれて。
ありがとう、僕の…ううん。
僕達の太陽さん？
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作者名：みぞれ | 作成日時：2020年5月10日 10時
