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明るい子 ページ2
ｰ山田sideｰ
今日から高校1年生になる俺。
でも、憂鬱な気分の方が大きい。
友達とか、出来る自信ないし、また独りぼっちかな…なんて。
そんな事思いながらも学校に着いて、早速クラス表を確認する。
山田「えっと…クラスは…」
有岡「あった！！あったよ知念！俺たち同じクラス！1年2組だよ！！」
知念「ちょっ！大貴うるさいっ」
有岡「だって嬉しいじゃんか！！」
急に騒がしくなった掲示板前。
あの人たち、同じクラスなのか。
クラスでもうるさくなりそうだなぁ？
と横目にあの2人を見ながらクラスに向かう。
初日は名前の順だから、俺は廊下側の後ろの方。
もう大体どの辺に来るかなんて分かってくる。
するとさっきのうるさかった〖だいき〗と言う子と、小さくて可愛い感じの子が入って来た。
有岡「なぁんで名前の順なんだろな〜！」
知念「文句あるなら先生に言ってきなよ」
有岡「知念は悲しくないの！？俺と離れて」
知念「ぜんっぜん悲しくないね」
有岡「相変わらず冷たいなぁ？あっねぇねぇ！」
しょんぼりしてる姿は、まるで犬が飼い主に構って貰えない様子みたいで。
かと思えば直ぐに切り替えて後ろに座ってる子に話し掛けてるし。
凄いな、あんなフレンドリーに話せるなんて。
俺も、あの人みたいに明るい性格だったら良かったのに。
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作者名：みぞれ | 作成日時：2020年5月10日 10時
