有岡くんの病系短編集

熱 2 ページ2

ｰ有岡sideｰ





向かってる間、体がどんどん熱を持ち出したのを感じながらも何とか着けた。




レッスン室へ行くだけでも体が重くて、真っ直ぐ歩いている筈なのに何故かフラフラするし。






有岡「っ…お待たせ！」






何とか頑張ってレッスン室に着けば他のメンバーは全員揃っていて、アップを始めていた。







薮「あっ大ちゃんおはよ！」


知念「いつも通り5分遅刻だね」


八乙女「やっぱり確信犯だろ〜？」


有岡「あはは、気付いたら時間来ててさ〜？」







良かった、誰にも気付かれてないっぽい。




このままやり切れば、後は家に帰ってゆっくり休めば良いだけだし…







山田「大ちゃん？」


有岡「ぁ、なに？」


山田「ボーッとしてたけど、早く準備しなよ？」


有岡「ははっ！ごめんごめん！」







危ない、危うくバレる所だった。



今バレちゃったら折角、皆が揃って練習出来る日を無駄にしてしまう。




そんな事は絶対にしたくないから。





有岡「よし…！頑張んないと…！」






静かに自分に気合いを入れ、皆の輪の中に入っていく。





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