□さんじゅういち□ ページ31
ｰar sideｰ
仕事は仕事と割り切って、最後までしっかりアイドルとして頑張った。
で、問題はここからだ。
しっかり何度も頭の中で練習した。
大丈夫。絶対行ける！
そう思いながら前を歩く伊野ちゃんの背中を見つめながら考えた。
in「かんぱーい！！」
ar「か、かんぱい」
カツンと当たったグラス。
伊野ちゃんはグビグビと飲み干す。
あ、ちなみに2人とも麦茶ね？
in「今日の大ちゃん、めっちゃカッコよかったよね！？本当に大ちゃんかビックリしたもん！」
ar「あはは、ありがとう」
in「そっくりさんとかじゃ無いよね？」
ar「んな訳あるかいっ！」
in「いやぁワンチャンあるかと思ったわ〜！」
ar「無いでしょうよワンチャンも何も」
怖いくらい楽しくて幸せな空間が広がる。
ちゃんと言うんだろ、俺。
麦茶を一気に飲んで、伊野ちゃんに向き直る。
ar「伊野ちゃん」
in「ん？」
ar「俺、ちゃんと幸せだよ？みんなが不安そうにしてるのは分かってる。でも本当に俺は幸せだし、困ったことも無い。だからもう」
in「心配いらない。気にしないで。そう言うつもり？」
ar「え？」
in「悪いけど、心配するし気にするから」
ar「だから俺はっ」
in「大ちゃんは今、心から笑ってない」
ar「へ…？」
in「前の大ちゃんは心から楽しそうに嬉しそうに笑ってた。でも最近の大ちゃんは無理して笑ってるよ」
ar「そんなこと、」
in「あるよ。俺には分かる」
真っ直ぐ見つめてくる伊野ちゃんに、怯みそうになるけど、何とか持ち堪える。
in「俺は、幸せじゃない。大ちゃんが傍に居ない。俺と付き合ってくれてない。そんなの辛くて苦しくて、幸せだなんて思えない」
ar「…！」
in「大ちゃんは？」
ar「お、おれ、は…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てんてん - はい(^^)♪ぜひ、そうさせて頂きます⭐️ (10月25日 10時) (
レス) id: 44c3a201ca (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - てんてんさん» あら…💦外す予定は無いので、もしフォロリク送ってくださいましたら、許可はさせていただきます🙇♀️ (10月21日 22時) (レス) id: e7ad62aa3f (このIDを非表示/違反報告)
てんてん - みぞれさん» 解除して頂けないでしょうか…？お暇な時で大丈夫です💦お返事待ってます💦 (10月21日 10時) (レス) id: 44c3a201ca (このIDを非表示/違反報告)
てんてん - みぞれさん» お久しぶりです❗️返信ありがとうございます🙇♀️教えて頂いた通り入力してみたのですが…、どうやらロックが掛かっているらしく、記事を拝見させて頂く事ができませんでした😅主様さへよろしければ、 (10月21日 10時) (レス) id: 44c3a201ca (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - てんてんさん» IDは何も変えてないので調べたら出てくるはずなのですが…💦一応IDは【@mizore__ura】で伸ばし棒？は2つになります。もしちゃんと打たれてるのであれば、なぜ出てこないのか…🤔 (10月19日 15時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぞれ | 作成日時：2022年11月19日 22時
