□にじゅうに□ ページ23
ｰarｰ
「さぁ、また来ましたよ？」
ar「…っ」
「今日も頂きますね？」
ar「…、やだっ」
「相変わらず折れませんね？」
ar「誰が、好きこのんで飲まれたいなんて思うかよっ」
「そんな人を従順にさせるまでが私の目的ですから、好きに反抗して下さい」
ar「く…っ」
いつものようにベッドに倒され押さえ込まれる。
何度コイツを突き放そうとしても、吸血鬼だからなのか力が強くて敵わない。
もう、反抗も辞めた方が楽なのかな。
すると、扉の向こうが騒がしくなってきた。
いつも、こんなうるさいこと無いのに。
と思っていると扉が勢い良く開いた。
in「大ちゃん！！」
ar「っえ、伊野…ちゃ」
in「大ちゃんから離れろ！」
「見つかってしまいましたか…」
in「みんなのお陰でな！お前だけは絶対に許さない！」
「どうしてですか？有岡さんは自分で決めたんですよ？」
ar「だめだよ伊野ちゃん…。伊野ちゃんは俺のこと守ったりなんてせずに、幸せに暮らさなきゃ…」
in「ふざけんな！！」
ar「…！」
in「俺がいつ辞めたいって言った…。面倒だって、嫌だって言ったよ！！勝手に俺が苦しんでるみたいに決め付けないで！
実際に苦しんでるのは大ちゃんの方でしょ！？」
ar「…っ!!」
in「なのに何で言わないの…！助けてって言ってよ！！」
「はぁ…、お前たち、そこの吸血鬼をどうにかしろっ」
ar「っわ…！」
目の前には吸血鬼が幾つも現れた。
そして俺はガシッと掴まれ、後ろまで下がらされた。
伊野ちゃんが遠くに微かに見える。
ar「伊野ちゃ…」
「良いんですか？大事な人達が苦しんでも」
ar「っやだ！みんなを傷付けないで！」
「なら貴方は大人しく言うことを聞いていれば良いんです」
正直、伊野ちゃんが来てくれて、どこかでホッと安心した自分が居た。
伊野ちゃんに会いたかった。
みんなの元に帰りたかった。
けど、そんなこと言ったらダメだから。
.
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みぞれ(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！^^* 続編作るの、ちょっと考えてみますね！ (2022年3月23日 11時) (
レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
空 - みぞれさん» 続編、是非私も拝見してみたいです♪ご検討よろしくお願い致します(^.^) (2022年3月23日 10時) (レス) @page28 id: 8ca47a656a (このIDを非表示/違反報告)
空 - みぞれさん» いつも楽しく拝見させて頂いておりました！！とっても素敵なお話でした(^^)とりあえずお疲れ様です♪ (2022年3月23日 10時) (レス) @page28 id: 8ca47a656a (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - しょぼんさん» ありがとうございます！！続編…！意見が多かったらやろうかなとは思っています！！上手く書けるかは別ですが笑 (2022年3月19日 21時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - 物語の完結、お疲れ様です！正直、このお話の更新が毎日の楽しみでした♪まだまだ続くと思ってたので、寂しいです(><)いのありの2人がこの後どうなったとか、まだまだ大ちゃんが狙われるお話とかで、続編を作っては頂けないでしょうか？(＞_＜) (2022年3月19日 21時) (レス) @page28 id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞれ | 作成日時：2022年3月10日 15時
