□に□ ページ3
ｰarｰ
それから仕事以外では伊野ちゃんと距離を置いてしまうようになった。
他の人たちとも、そうして来たのに、何でか胸が痛い。
ar「切り替えろ俺…！」
痛いほど頬を叩いて気合を入れる。
「有岡さん！お願いします！」
ar「はーい！！」
今はとにかく撮影に集中しないと。
.
ar「あの、スタジオあっちですよね？」
「今は別の方が使ってるので、こちらで撮ってほしいんです！」
ar「あぁ、そうなんですか」
そんな話してたっけ？
まぁ、撮影日が被るってことなんかよくあることだしな。
「ここです！」
ar「あぁ、どうも」
中に入ると、機器が並べられていた。
じゃあ、本当なのかな？
と少し気を緩ませたのがいけなかった。
気付けば目の前は天井で、背中がヒリヒリして痛い。
押し倒されたと気付いた。
「引っかかってくれて良かったよ！」
ar「っ！てめぇ！」
「俺の餌になってくれたら良いんだからさ！！」
ar「誰がなるかよ！！離せっての！」
また吸われる…！
そう思ったのに、痛みは来ず、呻き声が聞こえるのみ。
in「大ちゃんに手ぇ出してんじゃねぇよ」
ar「ぇ、伊野ちゃん…っ」
「くっそ、何だよ！お前だって吸血鬼だろ！？美味しく頂くのが正当だろ！」
in「血が全てじゃない！それに大ちゃんは俺の大事なメンバーだ！お前らなんかに易々と渡すかよ！」
「綺麗事ばっか言いやがって！！」
ar「危ないっ！」
怒った吸血鬼が伊野ちゃんに向かって行こうとしたが、片手で動きを止め、気絶させた伊野ちゃん。
ar「うそ…」
in「大ちゃん、大丈夫…だった？」
ar「あ、…」
伊野ちゃんが離れて心配してくれてる。
けどやっぱり俺は吸血鬼が怖い。
in「大ちゃん、これだけは伝えておきたい。俺は大ちゃんの…人間の血を吸わない！大ちゃんが危ない時は俺が必ず護るから！だから、信じてほしい…っ」
ar「…！」
信じたい。でも油断させたいだけかもしれない。
そんな思いがグルグルしてる。
もう、この際、腹を括るしか無い。
ar「じゃあ、ずっと、一生守って！俺が伊野ちゃんを心の底から信用できるくらい」
in「もちろんだよ、大ちゃん」
.
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みぞれ(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！^^* 続編作るの、ちょっと考えてみますね！ (2022年3月23日 11時) (
レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
空 - みぞれさん» 続編、是非私も拝見してみたいです♪ご検討よろしくお願い致します(^.^) (2022年3月23日 10時) (レス) @page28 id: 8ca47a656a (このIDを非表示/違反報告)
空 - みぞれさん» いつも楽しく拝見させて頂いておりました！！とっても素敵なお話でした(^^)とりあえずお疲れ様です♪ (2022年3月23日 10時) (レス) @page28 id: 8ca47a656a (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - しょぼんさん» ありがとうございます！！続編…！意見が多かったらやろうかなとは思っています！！上手く書けるかは別ですが笑 (2022年3月19日 21時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - 物語の完結、お疲れ様です！正直、このお話の更新が毎日の楽しみでした♪まだまだ続くと思ってたので、寂しいです(><)いのありの2人がこの後どうなったとか、まだまだ大ちゃんが狙われるお話とかで、続編を作っては頂けないでしょうか？(＞_＜) (2022年3月19日 21時) (レス) @page28 id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞれ | 作成日時：2022年3月10日 15時
