15話 ページ15
ｰ山田sideｰ
最近の大ちゃんは可笑しいから、伊野ちゃんが居ない間に聞いてやろうと思って家に来たんだけど、俺を見た瞬間に大ちゃんは倒れちゃって、支えると体はとても熱かった。
中に入らせて貰って、大ちゃんが持っていた袋を覗くと、お粥とか冷えピタとか必要な物が入ってた。
山田「そんな体で外に出るなんて…」
俺でも外は暑いくらいだったのに、熱を持ってる大ちゃんが出たらそんなの熱上がるに決まってる。
どうして頼ってくれないかな。
もしかして、伊野ちゃんに何か言われたとか？
取り敢えずお粥を作って、ソファで寝てる大ちゃんの所に行くと、顔を歪ませて汗をかいてブツブツ言ってるのが見えた。
有岡「ゃ……のちゃ…！やだよ…離れないでっ」
山田「大ちゃん！大ちゃんってば！」
有岡「…！？や、まだ…？」
山田「そうだよ！大丈夫？」
有岡「やま、だ…やまだぁ！」
山田「うわっ！どうしたの」
俺の名前を繰り返しながら弱々しい力で俺をギューッと抱き締めて泣いている。
どうしたんだろ、伊野ちゃんとか離れないでって呟いてたけど。
しばらく泣けば落ち着いたようで、涙も枯れていた。
山田「怖い夢みたの？」
有岡「…伊野ちゃんが、バイバイって言う夢」
山田「伊野ちゃんが？」
有岡「俺が嫌だから…飽きたから、さようならって言ってた…ｸﾞｽｯ」
山田「ほらほら、夢だからね？もう泣かない泣かない」
有岡「伊野ちゃん、どこ…」
山田「伊野ちゃんは泊まりロケだから居ないでしょ？」
有岡「ふぇ…いのちゃ…」
山田「終わったら帰って来るから！」
有岡「やぁ！いのちゃバイバイしないのぉ！」
山田「大ちゃん…」
これ、熱が高過ぎて幼児退行してんのかな？
夢と現実がごちゃ混ぜになってるのかも知れないな。
山田「大ちゃん！俺が居る！！」
有岡「やまだが？」
山田「そう！伊野ちゃんに会えなくても、俺が居るから！だから寂しかったら俺に甘えて！？」
有岡「でも、いのちゃおこる…」
山田「そんなんで怒んないよ！」
有岡「やまだに、あまえる…」
山田「うん！それで良し！」
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みぞれ(プロフ) - らんさん» こちらこそです！^^* (2020年7月11日 9時) (
レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
らん - ありがとうございます！！ (2020年7月11日 6時) (レス) id: 1630382cfa (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - らんさん» ありがとうございます！おぉ！全然考えてなかった設定！！色んな設定で書きたいので、めっちゃ嬉しいです！候補として考えさせて頂きますね！^^* (2020年7月11日 0時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
らん - 完結おめでとうございます！いつも作品を楽しく読ませていただいてます！次の話のリクエストですが大ちゃんが御曹司？金持ちの息子みたいな感じで、メンバーが執事とかコックなんてどうでしょう！ただの提案なので無視しても大丈夫です！ (2020年7月11日 0時) (レス) id: 1630382cfa (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - やまありラブラブさん» ありがとうございます！初のBLだったのでゴチャゴチャしちゃって不安だったんですけど、そう言って貰えて嬉しいです！ぜひ、前向きに検討しますね！！^^* (2020年7月10日 12時) (レス) id: 7558808ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙（みぞれ） | 作成日時：2020年6月30日 23時
