受信メールpart3【赤葦京治】

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Aside






あのあと、朝のHR前には2人は帰ってきて本人達に内容を聞けないまま授業をうけた





2人の話の内容は、気にならないと言えば嘘になるけど



それもきっと昼休みになれば、わかる




全てがわかるんだ




嬉しさと同時に不安でいっぱいだった




きっと話さなかったのは、それなりの理由があったから




どんな内容だとしても私には何も言えないことだから



だって、2人が辛い思いをしてた時に1人何もしてなかったんだから




頭の中で色々と考えているうちに時間は、あっという間に過ぎていった






｢A｣

｢京治……｣

｢……大丈夫？｣

｢……ごめん、なんか不安で
でも、ちゃんと聞くよ
京治が決心して私に話してくれるんだもんね｣

｢……うん｣

｢体育館……だよね？
行こっか｣





京治と2人並んで、体育館に向かった



扉を開けると、侑香の姿






｢2人一緒に来たんだ｣

｢侑香……｣

｢なに泣きそうな顔してんの？
まだなんも話してないじゃん｣





そう言って私の頭にチョップをした



その表情は、笑っていたけど



少し悲しそうな表情に見えた





そして、また扉の開く音





｢急に呼び出して、どうしたんですかー？
……って、A先輩
それに侑香先輩も……｣





現れたのは由佳里ちゃんの姿だった

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