Last Dance

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「A？」



『あ、ちゃか起きたの』



「また可哀想な顔してる、」






そう言って私のほっぺに触れる





私が元太の事を思い出すとちゃかは必ずこうして優しい笑顔を向けてくれる






「あー、俺今日1限からだ」



『私午後からだからお昼一緒に食べよ？』



「お弁当作ってきてよ」



『わかった、
梅の大葉巻き作ってく』



「ふざけんな笑」









くだらない会話をした後、ちゃかが大学に行ってから1人の部屋に戻る





1度元太の事を思い出してしまうとなかなかそこから抜け出せないのはいつもの事だ






無意識に高校の卒業アルバムを出してページをめくっていた






私が写る写真には必ず元太も写っている






人気者の元太と付き合ってからは女子から嫌がらせを受ける事も少なくなかった





それに気付いて、いつも私の隣で守ってくれてたんだよね

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