《人間嫌いの彼は》黒○×鬼徹 (ページ12)

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人間嫌い　八人目ページ12

赤司side

青「バスケ、やりてぇー」

青峰が口にすると沈黙が流れる。

テスト期間の為３日もバスケをやっていない

いや、恐らく皆ストバスとかでやっているのだろうがチームではプレイしていない。

「体を動かしたい」

「今すぐプレイしたい」

そんな欲求が体を、脳内を駆け巡る

赤「放課後にでもやりにいくか」

『!?』

緑「赤司!?いいのか？こいつらはまだ勉強g
紫「緑ちんうるさーい。

別に赤ちんが言うならいいよー」」

青「おぅ！赤司もたまには良いこと言うじゃねーか！」

桃「あ、じゃあ私、ドリンク作るね！」

赤青緑紫｢｢｢｢それはやめろ/るのだよ/て｣｣｣｣

桃「え？」

ー放課後ー

青「しっかしなー赤司から言うとか珍しーな」

緑「それには同感なのだよ」

赤「そうか？たまにはいいじゃないか」

体育館に行くまでの他愛もない会話。

それに少しばかり嬉しく感じてしまうのは俺が幼いせいだろうか

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

誰もいないはずの体育館の扉が開いた

桃「あれ？」

紫「今日って部活あったっけー？」

そんなはずは…

青「部のヤツが俺等みたく息抜きしてんじゃねーの？」

緑「おいっ、誰か出てきたのだよ」

俺達はとっさに木の後ろに隠れた

青「…俺らが隠れる意味あったのか？」

仕方ない。反射的に隠れてしまったのだ

改めて扉の方に目を向ける

『…！』

出てきたのは赤髪の、美少年に分類される顔の整った生徒だった。

青「おい、あんなヤツいたか？」(ﾋｿｯ

赤「いたら目立つからバスケ部員ではないはずだが。」(ﾋｿｯ

しかしここはバスケ部体育館。

一般生徒の立ち入りは不自然だ。

？「…」

青「おい、止まったぞ」(ﾋｿｯ

緑「いちいち口に出さなくていいのだよ」(ﾋｿｯ

桃「あ、なんかシュートするフォームに入ったけど…」

紫「あそこからじゃ無理だよねー」

そうだ。緑間でさえ無理だぞ