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高校に入学し、約3週間が経とうとしていた。明日からゴールデンウィークだ。
『はああ〜』
「樹どうしたんだよ。明日からゴールデンウィークだぜ。」
『ゴールデンウィークなんかいらねぇよ。』
「なんでだよ。普通嬉しいだろ。」
ゴールデンウィークか、高校生になってもう3週間も経ったのかよ。
ジェシー、慎太郎と過ごす時間は楽しくて、部活も気合い入れて頑張ってこの3週間はかなり充実してたと自分でも思う。だけど、その分Aと過ごす時間は減って、今は登校の30分間一緒にいるくらい。分かってたことだけど時間が無さすぎる。俺は夏休みが始まるまでにAに告白するんだ。もうこれ以上先延ばしにしてたまるか。残された時間はあと3ヶ月を切っている。
「樹の好きな人ってどんな子なの？」
『え』
「どうせ好きな子の事でも考えてたんだろ。
可愛い子なんだろうな〜樹のことだし。」
「ほんと樹も隅に置けないよな。告白全部好きな人がいるからって言って振ってるんだろ。」
そういえばこのふたりと好きな子だとかそういう話はした事なかったな。
『ああいるよ。好きな子』
「でどんな子なの？」
興味津々な2人に俺はAの話をする事にした。
「え？樹の好きな子って向かいの夢坂聖学院に通ってんの？」
「超セレブじゃん。すげー」
「しかも幼なじみとか青春学園ドラマかよ。」
『ホントにな。』
「それで告んないの？」
『…告白しようとは思ってるんだけど…』
「へえ、樹って案外シャイ？」
『全く同じ事こないだ言われたとこだわ。』
「何をためらってんだよ。振られたら振られたでいいじゃん。」
『できれば振られたくないけどな。』
「当たって砕けろだよ。樹ガンバ♡」
『だから砕けたくないんだよ。』
「あ、そういえば俺最終日なら部活ないんだけど空いてる？」
「おー俺空いてる。」
「カラオケでもいっちゃう？樹は？」
完全にこいつらのペースだけど、それが心地よかったりする。とりあえず充実したゴールデンウィークを過ごせそうだ。あとはAに告白出来れば…
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海(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (
レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月18日 23時
