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カイは受験生。塾が終わった後、いつもこの公園に寄っているらしい。今日も塾が終わり息抜きにここに来たそうだ。
『カイ、桜ヶ丘くるの！？』
「そうしようかなって」
『同じ学校に来てくれたら嬉しいけどさ、何で？』
「電車通ってなんか羨ましくない？
青春って感じがする。」
そんな理由で行く高校決めていいの？
って俺も人の事言えないよな。
桜ヶ丘に入ったのAと登校だけでも一緒にいるためだし。
「カイちゃんが桜ヶ丘学園に入ったら来年から3人で登校できるね！」
「うわ〜最高！俺頑張るわ！」
俺的には来年からもふたりで登校したかったけど…カイならいいか…
Aと別れた後、カイと並んで歩く。
「樹ってまだ片思いしてるんだね。」
カイに、Aが好きだと直接伝えた事はないが、それはバレバレだったみたいで…。
「樹わかりやすいもん。
わかりやすくてズルい。
樹の事を好きだった子さ、樹はAちゃんが好きなんだって分かってたのに、樹に告白したんだよ。それで振られた。その時も樹は
好きな人がいるから
って言って振ったんでしょ。それなのに樹は…あ、もしかして樹ってシャ
『それ以上言うな！』
…」
『…ごめん。それ言われるのもう4回目だからどうしても回避したくて。』
「俺も言い過ぎた…ごめん。
さっきもいい雰囲気だったのに邪魔しちゃったよね。樹ごめんね」
『いや、もともとこれまで散々濁してきた俺のせいだから。
カイが謝ることないよ。』
カイと、昔はよくケンカしてたけど、久しぶりにこんなに熱くなってしまった。
『実を言うと何回も告白しようとしたんだよね。でも、俺、皆が言うようにシャイで、臆病だからさ…上手く伝えられなかった。』
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海(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (
レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月18日 23時
