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一体どうしたらいいんだよ。
くじを引くまではダントツ1位だったが、借り物に苦戦して、既に2人ゴールしている。
｢樹どうしたんだよー！｣｢｢田中君頑張って〜！｣｣ 頑張ろうにも該当者がいないんだよな。
俺は目に入ったコーチに声をかけた。
『コーチ来て』
「おーいいけどお題なに？」
『いいから来て！』
そして、俺とコーチは5着となんとかビリを回避する事が出来た。
「借り物競争でさ、樹はコーチと走ってたけどお題なんだったの？」
『あー社会の先生』
「えーそんな簡単なお題だったの？おれタンクトップと短パンを着用しているスキンヘッドの人だったよ！」
『その通りな人がよくいたもんだな。慎太郎1着だったし。すげーわお前』
「でもさー樹、簡単なお題だったわりに結構時間かかってなかった？」
ジェシー鋭いな…
『コーチがなかなか見つかんなくてさ。ジェシーはお題なんだったんだよ？』
「俺はサングラスかけてる人の口紅と鏡だった」
5月の終わりの快晴は夏を感じさせる暑さで。
終盤に向かうにつれ、生徒たちの熱気でさらに気温が上がっているように感じた。
最終種目 リレー
どの組も得点に大差はなく、この種目で勝敗が決まる。
俺と慎太郎が4組の1年男子のリレー選手
黄色のハチマキを巻いて、黄色のバトンを持つ俺はトップバッター
よーい、ﾊﾞﾝｯ
ピストルの音とともにいっせいに走り出す。
2番手の慎太郎が見えてきて1位でバトンを渡したものの、接戦で気を抜けない戦いに。
結局アンカーにバトンタッチするまでに3位まで順位を落としていた。
『やべー。頼む河合先輩』
3年の河合先輩は俺らの組のアンカー
｢河合いけーー｣
｢ふみきゅんもう少しだよ！｣
｢｢｢頑張れ〜！！！｣｣｣
｢4組が追いついてきてる！｣
｢抜かれるな〜！｣
それぞれがそれぞれの組の応援で熱くなる中、ついに決着がついた。
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海(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (
レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月18日 23時
