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“「樹ごめんね。」”

『いいって。そんなに謝んないで。』

“「だって…」”

体育祭を見に来てもらって俺のかっこいいところAに見せてやろう!
って思ってたんだけど、急に用事が出来ちゃったみたいで前日の夜に電話をくれた。

“「だって樹あれだけ張り切ってたのに」”

『だからいいって、Aが来れなくなったくらいでいじけないから。俺だってもう高校生なんだぞ。』

“「そうだよね。でも本当にごめん。文化祭は必ず行くから。」”

“「じゃあね」” そう言うとAは電話を切った。


Aが来れなくなったっていうだけでやる気が半減してしまう俺はあの頃と同じ子供のままだ。


体育祭当日。
「今日の体育祭俺らの組が勝ったらコーチがお高いアイス奢ってくれるって!」

「誰もそんな事言ってねーぞー。まあみんなが頑張ったら考えてやってもいいけど。」

「コーチまじで?よーし優勝目指して頑張るぞーー!!」「「「おー」」」 クラス全員アイスで団結。単純だ。


「どうしたの樹、元気ないじゃん、昨日まであんなに気合入ってたのに。」

「Aちゃん来るんでしょ?」

「俺会えるの超楽しみにしてた」
「ジェシーも?いえーい俺も!」 Aに会えるのふたりとも楽しみにしてたんだな。

『ごめん。今日A来ない。』

「なんだよーそれで元気なかったのか。」

「樹ってばほんと分かりやすいんだから。」

「今日は樹のかっこいい写真いっぱい撮ってやるから、それAちゃんに送ればいいじゃん!」

「ジェシーナイスアイデア!」

「だろ?」

「ほら樹、開会式はじまるよ!」


『ありがとう』 自分の居場所に戻っていく慎ジェに心の中でお礼をした。俺が勝手に落ち込んでただけなのに。ホント優しくていい奴ら。




よし、アイスのためにやってやるか!


「…第66回 桜ヶ丘学園 高等部 体育祭を始めます。…」

13→←祝



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設定タグ:SixTONES , 田中樹 , 京本大我   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月18日 23時

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