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石川「渡海さん奥に座って」
A「あ、うん…ありがと」
いずみ「私はAの正面」
奥に移動するといずみは正面に座った。
いずみの隣には佐藤くん、
そして私の隣には石川くんがすぐに座った。
静かに石川くんが怒っているのが分かった。
「なんだよ…行こうぜ」
石川くんがいることにより
意外とあっさり撤退していった友人たち。
佐藤「行ったな」
A「石川くんありがと…」
石川「大丈夫だよ」
いずみ「さー注文しよ」
気分がよくなったのか、
いずみは上機嫌でメニューを開いた。
石川「双子って本当に似てるんだね」
A「まぁね…区別つけるために私は髪を短くしてるし、はとこは呼び方で判断してるから意外と分かりやすいかも」
石川「俺、絶対それでも間違いそう」
同じメニューを眺めながら笑って話し合う。
石川くんがいなかったらきっとこんなに
笑うことはなかっただろう、なんて。
佐藤「石川、今年こそは負けないからな」
石川「俺だって負けねぇよ」
注文したものが届くまでの間
4人でいろんな話をした。(主にバレー)
*
A「ほんとにありがとね、石川くん」
石川「いいよ、気にしないで」
帰り道、そのまま帰ろうと思ったら
石川くんと同じ方面だと分かり一緒に帰ることに。
ちなみにいずみは
佐藤くんともう少し遊んでいくらしい。
石川「渡海さんってさ、」
A「ん?」
石川「聡太と付き合ってるの?」
突然のことのにビックリする。
確かに聡太とは仲はいいけど付き合ってはいない。
むしろいじり要員←
でも仲良すぎて周りからも聞かれたことはある。
A「付き合ってないよ、1年の時からクラス一緒だし出席番号も近いから他の人より仲はいいの」
石川「そうなんだ…」
A「武智にもいじられたからその時は蹴りいれたけどね」
石川「え、俺のこと蹴らないでよ?」
A「さすがに石川くんのことは蹴らないよ」
笑いながら歩いていれば家の前に。
確かお父さんは今日は夜勤だったはず。
居るな、家に。
A「家ここなの」
石川「そっか、じゃあまた明後日ね」
A「うん、ありがとう。またね」
そう言い家に入ろうとすると、
石川「渡海さん!いい忘れてた!」
A「え?」
石川「友達に、なってください」
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Lal(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!温かく見守っていただけるとありがたいです! (2020年1月29日 9時) (レス) id: 07929e390c (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります! (2020年1月29日 8時) (レス) id: 746f6f9a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lal | 作成日時:2020年1月28日 22時