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石川「A、泣きすぎ

A「祐希だって泣いてるじゃん」

そう言えばもう一度抱き締め合う。

石川「A、好き。大好き」

A「私も大好き」

今までの時間を埋めるようにお互いに気持ちを言葉にする。






言葉にすれば簡単だったのに、遠回りしすぎた。






A「祐希、高1の時から私のことを好きだったんだって?」

石川「……なんで知ってんの」

A「洸史から聞いた。一目惚れだって?」

笑いながら聞けば少し祐希がムッとしたように感じた。

また、抱き締める力を少し強くした。

石川「Aこそ、いつから俺のこと好きになったの?」

A「いつだろ、気づいたらかな……自覚したのは夏祭りのとき」

石川「ふ〜ん」

今、絶対ニヤニヤしてるでしょ。

石川「A、お願いあるんだけどさ」

A「うん?」

石川「Aの全部がほしい」

A「……へ、」

変な声が出てしまった。

意味は分かってる。

A「私で、いいの…?」

石川「Aだからだよ…また何も言わないでどこかに行ってほしくないし」

A「あれは、ほんとにごめんて」

卒業式のことを掘り返してくる祐希。

よほど根に持ってるな。

石川「本当なら、一緒にイタリアにきてほしいぐらい…まぁ、Aも学校あるからそれは無理があるけど」

A「イタリアのチームからオファーが来たんだってね…すごいじゃん」

石川「もっと、強くなりたいからね…というかなんでそれも知ってるの」

A「それも洸史から聞いたの」

石川「…洸史とグル?」

A「そんなところかなぁ〜」

石川「へぇ〜…」



お、これは…



A「妬いた?」

石川「妬いてない」

A「祐希、かわい〜…!」

少しからかって頭を撫でたら体を離し強引に唇を塞がれた。

石川「で、どうなの?」

A「……私、初めてなんだけど」

石川「俺だって同じだよ」

そう言えば祐希は私のことを持ち上げてベッドに寝かす。

どうやら、拒否権はないらしい。

石川「A、愛してる」

A「私も愛してるよ、祐希」

触れるだけのキスから始まりどんどん加速していく。





























そして、深く深く、



お互いの愛に溺れていった。

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Lal(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!温かく見守っていただけるとありがたいです! (2020年1月29日 9時) (レス) id: 07929e390c (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります! (2020年1月29日 8時) (レス) id: 746f6f9a9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lal | 作成日時:2020年1月28日 22時

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