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夏「A…！」
A「ごめんごめん、」
中にはいると心配そうに夏が駆け寄ってきた。
すでに会計は終わっていたらしく、申し訳ない気持ちになった。
「A、もう一軒行く…？」
A「そうだね、行こうか」
「うん、」
そう言ってまた別のお店を探し始める。
少し遅い時間だからがっつりではなくあっさりということで、ファミレスに入った。
「さっきはごめん。からかうつもりはなかったんだけど…」
A「いいよ、気にしないで」
夏「まぁ、久しぶりって言ってたから彼氏ではなかったよね」
「ごめんて」
A「夏、よく聞いてたね…逆にすごいわ」
夏は以外とこういうところはちゃんとしている。
さっき外にでたときも夏が一番心配していた。
すると同級生たちが注文をし始めた。
しかもスイーツ。
A「あんたたちあれだけ食べたのにまだ食べるの？」
「食べるよ〜、Aと夏は？」
夏「イチゴパフェ」
A「私、チーズケーキ」
「Aも普通に食べてるじゃん」
A「えへ」
雅斗のことは忘れようと同級生たちと話していた。
頼んだものを待っている間、また恋バナをした。
「…A？」
A「ごめん、気分悪くなってきたから先帰るね」
「え、大丈夫！？」
A「大丈夫、大丈夫…お肉食べすぎたかもしれないだけだから」
みんなの話を聞いていると急に体の調子が悪くなりチーズケーキがくる前にファミレスを出た。
A「なんで、なんでこういうときに祐希に会いたくなるの」
歩きながら涙が流れる。
学校の近くに部屋を借りていてよかったと思ったり。
A「ただいま…」
玄関を見るといずみのブーツ。
双子っていうものは不思議だな。
A「…いずみ、」
リビングにはいるなりいずみのことを呼ぶ。
私の声を聞いたいずみはバッと振り返るとおどろいた顔をしていた。
いずみ「A…！どうしたの！？」
いずみの顔を見た瞬間涙が溢れる。
A「雅斗に、会った…」
いずみ「はぁ！？」
A「もう、2度と会いたくなかったのに…！」
いずみ「A……」
A「祐希に、祐希に会いたい…っ」
そう呟いた私をいずみは何も言わずに抱き締めた。
いずみの肩がどんどん濡れていくけど、私の涙は止まらなかった。
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Lal(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます！温かく見守っていただけるとありがたいです！ (2020年1月29日 9時) (
レス) id: 07929e390c (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります！ (2020年1月29日 8時) (レス) id: 746f6f9a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lal | 作成日時：2020年1月28日 22時
