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Side Sekita
関田「…Aちゃん?」

部活が終わり自主トレをしていると、Aちゃんから電話がかかってきた。

確か今日は高校の卒業式だったはず。

関田「Aちゃん、どうかした?」

A『…まーくん、』

俺のことを呼んだその声は泣いているってすぐに分かった。

関田「ヒコ、呼ぶか?」

A『ひーくんじゃなくて、まーくんがいい…』

確かにヒコに電話したらすぐにAちゃんに会いに行くだろうなってすぐに分かった。

Aちゃんといずみちゃんのこと溺愛してるもんな。

A『まーくん、どうしよう…私、バカなことした…』

関田「ゆっくりでいいよ、」

A『私、私…っ』

泣きながらもAちゃんはあったことを話してくれた。

告白はしなかったけど好きな人にキスをしたこと。

呼び止められたけど振り返らずに学校を出てきたこと。






























青春だな!!!










関田「Aちゃんはどうしたいの?これから」

A『分からない…』

関田「その人、進学するの?」

A『中央大に行く』

関田「俺のところじゃん」

A『うん…』

ヒコの話だとAちゃんも東京の専門学校に進学するって聞いた。

関田「でも、Aちゃんもこっち来たら会うかもしれないでしょ?」

A『それは…何とかする』

関田「何かあったらすぐに連絡しなよ?寮だから行けないときもあるけど話は聞くから」

A『ありがと、まーくん』

ヒコが双子を溺愛する理由もわかる。

Aちゃんといずみちゃんの性格は違くても、どこか放っておけない感じがあるのだ。

関田「引っ越ししたらさ、いずみちゃんも誘ってどっか食べに行こ?ヒコの奢りで」








今村「ふんぬっ」





A『ひーくんそこにいるの?今変な声聞こえたけど』

関田「あーいるいる、今体幹やってる」

今村「関田ぁ…お前覚えとけよ…」

電話越しにAちゃんの笑い声が聞こえる。

今日あったこと、引きずらないといいけど…。

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Lal(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!温かく見守っていただけるとありがたいです! (2020年1月29日 9時) (レス) id: 07929e390c (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - 続きが気になります! (2020年1月29日 8時) (レス) id: 746f6f9a9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lal | 作成日時:2020年1月28日 22時

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