☆手土産 ページ45
キースside
最近、青の城の関係者、セイラという女の子が、どこかよそよそしい。
何かに戸惑っていて、何かに困っていて。
ボクが話しかけようとしても、ササッとどこかに消えてしまう。
どうしたんだ?
不思議に思った、その時。
『キース』
「!」
頭の中で、声が響いた。
この声。
父上___。
『もう長期休暇は終わりだ。他国の旅行は済んだか?』
「いえ、その…」
『はっきりしろ。他国に興味があると言ってたが、本当は、あの銀の娘であろう?』
「父上、なぜ…!?」
『まあ良いが、城に帰ってくるなら手土産を持ってくるといい。』
「なっ」
『そうだ、あのアベルの娘___フウカとやらを連れてこい。いいな』
そう聞こえたきり。
頭の中に声は届かなくなった。
手土産?
フウカを?
連れてくる?
頭が混乱してくる。
でも、それも___良いかもしれない。
呪符か何かで拘束し、眠らせれば簡単だ。
そうだ。
フウカをさらえばいい。
そうすれば、すべて……。
すべてが上書きされる。
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みるく - ルキさん» 続編移行するよん。で、パスワードは前と同じ♪ (2020年6月13日 11時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ルキさん» はーい。 (2020年6月13日 10時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - みるくさん» オッケーでーす。 (2020年6月13日 10時) (レス) id: 3a61ace419 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ルキさん» はい! (2020年6月12日 22時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - みるくさん» できた〜 (2020年6月12日 14時) (レス) id: 3a61ace419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山形みるく&ルキ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/4710/
作成日時:2020年5月24日 14時