future and harmony〜らくだい魔女〜

★ありがとう ページ12

フウカside


気づいた。


あたしはバカだ。


「うん。あなたの言う通り。ネックレスで平和を守るのはやめ。でも、でも、あたしはネック

レスを撮りにきただけが来た理由じゃない！あたしが今あなたを倒せば、水の国の幸せの一つ

を守ることになるはずよ！だから、あたしはやる。諦めたりなんかしない！」


あたしがそう言った瞬間、銀色の光があたしの体を包む。


「お願い！パパ、ママ。あたしにカをかして！」


「銀の城の魔女フウカが命じる。我にカをかしたまえ！」


『うっ、ゔぁぁぁぁぁぁぁぁ！』


光がやむ。そこには、闇の魔女の姿はなかった。


「倒せたんだ…‥。」


シャラン


目の前にはネックレスが落ちていた。


『これをあなたに授ける。』


「いらない。あたしは決めた。自分のカで世界の幸せを守る。だから、いらない。」


『そうか。あなたなら出来る。今日はありがとう。またいつでもこればいい。』


「うん！あたしからも言わせて。ありがとう！」


あたしはそう言って宮殿を出た。


あたしなら出来る。


きっと、いつか、









世界を守るから。

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