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ベリーが34つ ページ36

Aside






コ「ねぇ、Aさん僕も質問いい?」


「いいわよ」



コ「約束って誰との約束?」




「スコッチとの約束よ」



沖「!スコッチだと!?」




「彼の本名は知らないけどそれなりに親しかったわ
スコッチは死ぬ前に彼を私に託したの
バカよね私が殺すかもしれないのに」


コ「でも、Aさんは現に安室さんを助けようと
してる、組織に彼の本当の名前も言ってない
みたいだし」


「ふふっそうね
彼は大切な人だもの
スコッチにとっても私にとっても」






コ「Aさんは安室さんのことが好き、なの?」




沖「おや、それは興味ありますね」




「別にそんなんじゃ無いわ」




コ「でも、なんかこの前会った時と雰囲気が違う
どこか柔らかい雰囲気になった」




沖「もしかして、彼に告白でもされましたか?」




「は?べ、別に違うわ」





コ「へぇーそうなんだー告白されたんだ」




沖「あの安室くんがね、意外だな
警戒心の強い彼がそこまで心を許すなんて」



「はぁー、私は彼の気持ちに応える事は出来ない」



コ「好きじゃ無いってこと?
でもこれから好きになるかもしれないよ?」




「たしかにそうね
でも、私が彼を好きになっても彼の気持ちには
応えられないのよ」



沖「何故だか聞いてもいいか?」





「彼はとても綺麗なの
まっすぐで綺麗な目

たとえ彼が悪い事をしていてもそれは誰かを
守るためのもの

私は汚いから彼のそばにいてはいけないの
だから、スコッチとの約束も半分しか守れないのよ

せめて彼を守りたいのそばにいれない代わりに」





コ「ねぇ、どうしてそこまで優しいAさんが
組織に入ったの?」




「利用したのよ組織を
私の大切な人を殺した人たちを見つけ出し
殺すために、そのためだけにあの組織に入ったの
今は復讐もしたから組織にいる意味はなかったけど
彼がいるから、ね」




コ「そっか、やっぱりAさんは優しい人だね」



「いいえ、そんなんじゃ無いのただの罪滅ぼしよ」





沖「貴方は組織が潰れた後どうするつもり
ですか?」




「さぁ?私にも分からないわね」





沖「そうですか」





「もう話は無いかしら」



沖「ええ、ありません」




「そう、じゃあまた夕食の時に会いましょう」




ガチャ




コ「ねぇ、赤井さんAさんは
自分を汚いと言ってたけど僕は綺麗だと思ったんだ
だからか彼女を死なせないように、
消えてしまわないように
僕、頑張るね」


赤「あぁ」

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作者名:Laila | 作成日時:2019年8月8日 4時

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