黒の組織の蝶 (ページ22)

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ベリーが20つページ22

バーボンside

バ「さぁ、着きましたよ」

バ「今日の任務の確認をしましょう

まずフランボワーズが前の取引先の
ボスが持っているデータを奪う実力行使になった
場合僕が突入する

僕は貴方が身につけているペンダントに付いている
小型カメラの映像で様子を見ます

なるべくフランボワーズということをバレずに
やってください
BARだと何かと動きにくいですからね

変更はありますか？」

「いいえ、ないわ」

「場所を移動するかもしれないから
いつでも移動できるようにしておいて」

バ「わかりました、僕はもしもの時のために
備えておきます」

「そうして頂戴」

しかし、フランボワーズはハニトラ専門
彼女のハニトラはベルモット以上だ
もしもの時があるのはとても稀なこと

彼女のハニートラップは見たことがないし
少し、気になるな

それに、あいつが僕を彼女に託したということは
彼女にはそれなりの魅力があるということ

バ「では、お気をつけて」

「えぇ」

さて、僕は彼女のペンダントの小型カメラの
映像で様子を見るか

ザザッ

あの男か

「すみません、お隣よろしいでしょうか？」

男「あぁ、構わないよ」

なんだこの男デレデレして

いや、それが狙いなんだが

「ふふっありがとうございます」ニコッ

なんだ、このモヤモヤとした気持ちは

男「君は一人で来たのかい？」

「えぇ、私にはこういうところに一緒に行くような
パートナーはいないので」

男「！それは意外だな君みたいな綺麗な子は
そうそういるもんじゃない」

「まぁ！そう言っていただけると嬉しいです」

男「ここで会えたのも何かの運命だ
君に何かカクテルを送るよ
そうだな、レディーキラーを送ろう」

レディーキラーはカクテルの中でも
アルコール度数が高いもの

狙ってるのがバレバレだなこの男

「ありがとうございます、お優しいですね」

「このカクテルとても美味しいですね」

男「気に入ってもらえたようで何よりだ
いくらでも君に送ろう」

ハニトラを専門としていても
あのカクテルを飲み続けるのは危険だ

「なんだか、とても暑いです」トロッ

男「！これ以上は辞めておこうか
女性が一人で帰るのも危ないから
俺がホテルまで送っていこう」ニヤッ

この男、最初からそのつもりだったくせに
白々しいな

移動するか