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いつもの椅子に座り今の状況を情報屋から聞き出す
私が眠っていた時間は一日半くらい
その間グロル国に目立った動きはない
同時に私が得た情報と推測を話す
『グロル国は恐らくだが、狙いを私に変えてくるだろうな。』
a「どうしてそう思うの？」
『彼らに始末人という盾があることはグロル国も把握しているはずだ。
しかしそれでも奴等の第1目標は我々国幹部には変わりはなかった。
しかしこの一件でグロル国にとって私を排除することが第1目標になるだろうな。』
私がいる限り彼等に手を出せないことを理解したのだろう
盾は先に壊すほうが速い
もしくは盾を手放させるかだな
『それと先の炭鉱襲撃のことについても腑に落ちない部分がある。』
a「なに？」
『敵対している国が管理している国に手を出すとなると戦争が起きる可能性も低くない。
だからこそ気づかれないように静かに行うはずだ。
だがあの時グロル国は、銃にサイレンサーも付けずに乱射して態と事を大きくしようとしていたように思う。』
それの目的がハッキリわかっている訳では無い
しかしもしかしたらという可能性を持つ目的が思いつく
それは全ての罪を私に押し付けること
炭鉱襲撃の罪を私に科すつもりだろう
そうでなければ戦争でも起こそうとしているのだろう
しかし今のグロル国に戦争を起こす余裕があるとは思えない
元我々国幹部に私
人数的には少ないが相手をするとなれば他に目を逸らしてる余裕はないだろう
何故そこまでグロル国は彼らに固執するかは不明だが
それとグロル国内部の勢力はひとつでは無いのだろう
私に救いを求めてきた彼等が反抗勢力
ノルのような人間が国王に忠実な勢力
今まさにグロル国は反抗勢力を粛清している最中なのだろう
先の1件で送り込まれた彼らも粛清対象だったんだろう
『見逃した兵士達も私が殺したことになってるだろうな。』
a「見逃した兵士がいるの？」
『ああ、国王の支配から逃れるために殺してくれと言われたが無視した。』
a「ふーん。」
情報屋は興味がなさそうに相槌を打つ
チーノとロボロは話を理解しているのかしていないのか分からないがただ黙っていた
私に罪が科されるだろうという推測は言わなかった
そこに理由は存在しないがただ単純に言う必要がない
背もたれに身を任せて深く呼吸をする
まだ本調子ではないらしく少し話しただけで疲れを感じた
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ライ - すごく面白いです！すごく大好きです！主さんのペースでこれからも頑張ってください！ (2022年3月27日 22時) (
レス) @page9 id: 9516bfdddc (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品リメイク前から大好きです！これからも応援しています！！ (2022年3月10日 0時) (レス) @page1 id: 4f425976bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2022年3月9日 23時
