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zm「包帯持ってくるべきやったな…。」
『仕方ない。』
私は上着を脱いでナイフを取りだし切り裂いていく
2人が驚いたような顔をしていたが無視してショッピの怪我に巻いていく
何も無いよりマシだろう
ゾムに布を手渡せば何も言わずに受け取りロボロの傷を手当していた
手当しながら状況を整理した
グロル国の兵士は20人ほどでゾムは既に10人は倒したらしい
コネシマの傷は軽傷とは言えないが酷くはない
チーノはそれなりに重症
敵には相当な手練がいる
立ち上がって手に着いた血をズボンで拭う
微かに遠くで足音が聞こえた
『…ゾム、2人担いで走れるな？』
zm「走れるけど、まさか1人で行く気か？」
『今優先すべきはその2人の手当だ。
それに怪我人を連れて行っても荷物にしかならない。』
zm「…分かった、ちゃんと帰ってこいよ。」
横たわっているロボロと座っているショッピを持ち上げるゾム
ショッピは多少反抗してたがゾムは力づくて連れていく
3人の姿が見えなくなった時、私は先程足音が聞こえた方向に銃を何回か撃った
自分の存在を知らせることで敵の注意を引く
先程の彼らは完全に私を目標としていたが、今この森にいる敵の狙いは我々国に関わっていた人間だ
『コネシマ！！どこにいる！！』
だからこそあえて大声でコネシマの名前を呼ぶ
敵の注意を引き、尚且つ私が彼等の仲間であると思わせるため
釣れた敵を倒して進んでいく
『コネシマ！！』
kn「Aー！！」
遠くから聞こえた声に足を止めてため息を吐く
私がわざと大声を出して敵の注意を引いているのにお前も大声を出してどうする
生きているなら良し
kn「ここにおるぞー！！」
『分かったから静かにしろ。』
コネシマを追っていた敵を撃ち殺す
場所がバレてしまっているため1度その場から離れる
追手がいなくなったことを確認して一息つく
『怪我は？』
kn「俺はそんな怪我はしてないけど、チーノが。」
コネシマは慎重にチーノを降ろした
その場に降ろされたチーノの怪我を確認する
腹と腕、出血が酷い
太い血管が傷ついたようだ
生きてはいるが危ない状態だな
チーノの応急手当をしているとコネシマが焦ったように話し出す
kn「A、やばい敵がおる、その辺の兵士なんかと比べものにならん。」
『ならば早急にここを離れるべきだな。まだチーノを担いで走れるか？』
kn「おん！任せろ！」
あとは馬車まで戻るだけ
立ち上がって目前に広がる闇を見つめた
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ライ - すごく面白いです！すごく大好きです！主さんのペースでこれからも頑張ってください！ (2022年3月27日 22時) (
レス) @page9 id: 9516bfdddc (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品リメイク前から大好きです！これからも応援しています！！ (2022年3月10日 0時) (レス) @page1 id: 4f425976bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2022年3月9日 23時
