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shp「ロボロさんとチーノ、特にチーノを庇ったロボロさんは重症。
俺も避けきれんくて足に被弾。
コネシマさんとゾムさんはよく見えなかったけれど少なからず無傷ではないことは確かです。」
彼らが油断するとは思えない
警戒態勢をずっと維持していた彼等に悟られないほどの人間が送り込まれているのか
それにしては銃声が大きすぎる
どうやらことを大きくしたいらしい
ふと担いでいるショッピが小刻みに震えていることに気がつく
『どうした、傷か痛むか。』
shp「いえ、そうではないんですけど…怖くて。」
『怖い？』
shp「また、俺は同じ失敗をしてしまったんじゃないかと……。」
少し考えるとその言葉を理解することが出来た
恐らく同じ状況になったことがあるんだろう
彼らが敗けたとき、きっと
ショッピは震えた体を落ち着かせるためか深呼吸をした
shp「大丈夫じゃない癖に、大丈夫って言うコネシマさんの姿が、あの時と重なってしまって。」
顔は見えないが恐らく酷い表情だ
私は何を言う訳でもなくただ自分の任務を続ける
かける言葉なんてない
今の彼は全部ちゃんと分かってるはずだ
ショッピは私の上着を握りしめて言う
shp「Aさん、お願いします、たすけてください。」
『…もちろんだ。』
俺を助けて
仲間を助けて
トラウマから救け出して
そんな意味があるように感じた言葉をすんなり受け止めたのは少なからず彼等に同情してしまっているからだろう
彼は分かっている
あの時と同じ状況のようで、今が全く違う状況であること
ならばそのトラウマから抜け出すのは簡単だ
誰も死ななければいい
依頼は完遂する
これは始末人としてのプライドだ
暫く進み続けるとグロル国の兵士と思われる人間が倒れていた
倒せてはいるらしいから少なくとも無事ではあるだろう
zm「ショッピ！A！」
上から降ってきた声に顔を上げる
木の上にゾムと気絶して抱えられたロボロがいた
気配が全くなかったから気が付かなかった
ゆっくりと降りてくるゾム
私も1度ショッピを木の根に座らせる
『怪我は？』
zm「俺はそこまでだけどロボロがやばいな。」
『ショッピの足の血も止まっていないし早くしんぺい神に診せるべきだな。』
ショッピのズボンを捲って怪我を露わにする
これは縫わないといけない傷だな
ロボロの方は肩と腕に被弾、足にも傷が多数
ゾムは見た感じかすり傷のようだ
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ライ - すごく面白いです！すごく大好きです！主さんのペースでこれからも頑張ってください！ (2022年3月27日 22時) (
レス) @page9 id: 9516bfdddc (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品リメイク前から大好きです！これからも応援しています！！ (2022年3月10日 0時) (レス) @page1 id: 4f425976bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2022年3月9日 23時
