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a「作戦会議だよ、みんな！」
突然現れた私たちに食事中だった彼等は手を止めこちらを凝視した
食堂に入らず立ち止まっていると情報屋にグイグイ背中を押されて半強制的に座らされる
情報屋が彼らに事情を話すと急いで食事を終え、机の上を片付ける
情報屋は持ってきた資料を広げて事細かに説明を始めた
a「という感じね。分かった？」
tn「とりあえずは分かった。」
a「俺達が簡単につくったこの作戦に異論はある？」
そう問いかけるとオスマンが口を開く
os「奴 隷2人くらい襲うなんてせずに買えばええやん。
なんでわざわざグロル国は襲って攫うんや？」
a「その理由はこの炭鉱を管理してる国とグロル国が超敵対してるからだよ。
それはもう交渉なんて出来るわけないくらいにね。」
os「グロル国が明日の深夜に動くなら、俺らは今日ロボロとチーノを奪取すればいいのでは？」
a「確かにそうかもね。君らが他の人たちの生死は関係ないと言うのなら。」
にっこりと笑ったアーノアはいつもと何処か違った
手元にあった資料を差し出して言う
a「俺が知ってる限り、グロル国は相当手段を選ばない野蛮な国だ。と言ってもやばいのはトップの頭だけなんだけど…。
まあそんなわけで恐らく今回も奴らは手段を選ばない。
下手したら目標の2人以外皆殺しだろうね。」
差し出された資料には今までグロル国によって行われてきた数々の悪逆非道な行為が記されていた
領地拡大のために農村を襲っては殺戮を繰り返し、例え村人が従順であっても問答無用で始末
普通だったら他国から非難され、下手したら敵国同士で手を組まれ滅ぼされるだろうに
それを世界が非難しないのはその事実が隠されてきたせいらしい
そんな情報をどこで手に入れてきたかは不明だが
a「俺らの今回の目的は、ロボロとチーノを無事に救出する事の他に、グロル国の奴らを止めて無駄な犠牲を出さないことだ。
そのためにはグロル国が作戦決行するであろう日に俺らも行かなくてはいけない。
何か異論はある？」
tn「俺はそれでいいと思うで。みんなは？」
その問いかけに皆頷くように首を縦に振る
情報屋がこちらに視線を送ってくるので小さく息を吐いて口を開く
『ここからその炭鉱までは馬車で5時間位はかかる。
よってここを明日の20時には出て向かう。
着いてくるやつはそっちで決めておけ。』
私はそれだけ行って立ち上がり食堂を出た
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ライ - すごく面白いです！すごく大好きです！主さんのペースでこれからも頑張ってください！ (2022年3月27日 22時) (
レス) @page9 id: 9516bfdddc (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品リメイク前から大好きです！これからも応援しています！！ (2022年3月10日 0時) (レス) @page1 id: 4f425976bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2022年3月9日 23時
