143話〜ハイキュー編〜 ページ3
『烏養さん！』
烏「おう、どうしたんだ？？」
『あの、実はーーーー』
手短に遡行軍のことを話した。
烏「そ、それって……」
『本当な申し訳ないですっ。せっかくの合宿なのに、私のせいで……』
遡行軍のタイミングが悪いのか、私が悪いのかもはや分からなくなった。
ただ、罪悪感でいっぱいだった。
烏「…いや、お前は悪くない。命に関わることなんだろ？ちょっと待ってろ、他校のやつらにも言ってくるから！」
『はい……』
ふと見ると、清光たちも大地先輩たちに事情を話していた。
皆驚いた顔をしてる。
『はぁ……』
人質の心配がなければ、既にここを離れてたのに。そしたら、皆の合宿も無事続けられるのに…。
ﾄｺﾄｺﾄｺ
弟「お姉ちゃん、どうしたの？？」
『！瑠衣…ううん、なんでもないよ！』ﾆｺｯ
そうだ、もしかしたら瑠衣も人質として狙われるかもしれない。この中でも一番狙われやすいんだもん。
あとで薬研様達の誰かに瑠衣の護衛を頼まなきゃ。
もう一度周りを見渡すと、各校の監督たちがそれぞれ部員に事情を説明している。
何人か心配そうに私の方を見てきたりもした。
少しして烏養さんに手招きされて、瑠衣を連れてそっちに向かった。
烏「一応全員に説明はしたぞ。」
『あ、ありがとうございます！』
皆の顔見るのが怖い…。
『……っ、あの、せっかくの合宿を台無しにして本当に申し訳ありません！！』ﾍﾟｺｯ
弟「！！お姉ちゃん…？？」
瑠衣はいまいち状況が理解できないのか、隣ではてなを浮かべていた。
瑠衣への説明はあとにして、とりあえず今は皆への謝罪を優先にしたい。
『本当は、今すぐここを離れたいです。そしたら、皆さんにも危害は及びません…。ですが、敵がもし人質をとったりしたらと考えると、それこそ一番危ないので……』
皆の目をみてちゃんと言わなきゃいけないのに、どうしても俯いちゃう。
お前のせいで合宿が台無しになった。そう言われるのを覚悟しているけど、やっぱり少し怖い…。
日「…何で謝るんですか？」
『…え、』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めい | 作成日時：2020年7月4日 19時
