174話 ページ35
〜加州side〜
今安定と見習いの人案内してるんだけど
椿「清光くん、素敵な爪紅だね！！」
いきなり馴れ馴れしく名前呼んでくるし、ベタベタ触ってくるし、正直気持ち悪い…
確かに顔は美人だけど、俺は主の方が好きだし？
安定だって隣で引いた目で見てるし！ていうか、助けてよ！
椿「安定くんも肌綺麗だよね！保養とかしてるの？？」
安「え(た、助けて…！！)」
絶対に助けないから！
加「あーと、ここが稽古場、あっちにある小屋が馬小屋で、その裏に畑があるよ。」
まあ、もちろん案内はちゃんとしてるよ！だって、主からのご褒美があるからね♪
椿「そうなんだ〜。ねえ、ここの審神者ってどんな人？？」
「「！！」」
どんな人か〜……
加「主はすっごくいい人だよ。皆に優しいし、俺たちのことも可愛がってくれる。」
安「怪我したらすごく心配してくれるし、料理もすごく上手いんだ！」
主のことなんて、あげたら切りがないよ。
椿「へー……何であんなに若いのに審神者になれたの？諸事情とか言ってたけど、私でさえまだ見習いなのに。」
何この人、自分から聞いといて興味無さそうにして！
それに主のこと嫌そうに言うし。
加「見習いには関係ない事だよ。もう案内終わったから俺たち帰るね。広間、自分で行けるでしょ？
安定、行こう。」
安「あ、うん。」
最初から見習いの霊力に違和感を覚えてた。この人、俺はいい人間だとは思えない。
多分安定も気づいてると思う。他の皆にも一応警戒するよう言っておかなきゃ。
椿「……」ｸｽｯ
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作者名：めい | 作成日時：2020年7月4日 19時
