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163話 ページ24

〜一期side〜


まさかあんなに仲のいい主殿たちが喧嘩をするなんて…



鶴「よ、一期!こんなところで何してるんだ?」

一「鶴丸殿、瑠衣殿を見ませんでしたか?」

鶴「それならさっき橋の所にいるの見たぜ!

驚かそうとしたけど、光坊にバレてな……」



はぁ、相変わらずですね。


一「ありがとうございます。驚きも程々にして下さいね。」




橋の所ですか。

さて、どうして話しましょう。









弟「うぅぅぅ…ッグスッ」


おやおや、こんなに泣いてらっしゃって


一「瑠衣殿、どうかされたのですか?」

弟「ビクッ い、一期お兄さん………ヒクッ」



目線を合わせるようにしゃがんだ。



一「何か悲しいことでもありましたか?私でよければ聞きますよ。」ニコッ

弟「ぅぅ…っ……」



まあ、原因は私たちですから言いづらいですよね。



一「言いにくいのなら無理しなくていいのですよ。そうですね…




よければ少し私とお話しましせんか?」


弟「おは、なし……??」



はいと頷き手を差し伸べると、瑠衣殿は恐る恐る私の手を握った。

弟たちよりも小さい手ですな…。



少し力入れるだけでも折れそうな手を優しく握り、橋をおりてベンチに座った。

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作者名:めい | 作成日時:2020年7月4日 19時

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