幼稚園児の弟と2人でブラック本丸に行きました！肆

160話 ページ21

〜瑠衣side〜


僕、最近ねお悩み事があるの…。



信「大将〜懐入れて！！」

『はい！勿論いいですよ！』ﾆｺｯ

信「やったあ〜！大将の懐気持ちいい〜♪」ｷﾞｭｯ


小狐丸「主様！この櫛で私の髪の毛を梳いてくださいますか！」

『ふふ、はい！いつも綺麗な毛並みですね！』

小狐丸「主様が梳いてくれたおかげでございますよ！」



五「あ、主様！あのぉ……うぅ////」

『？？……あ、もしかして、虎くんたちとのお遊びですか？』

五「！は、はい……そ、その主様と一緒に…////」

『(やば天使っ)私も一緒にやりたいです！行きましょう！』ﾆｺｯ

五「ﾊﾟｧｰ!は、はい！！」





最近お姉ちゃんと一緒にいる時間が減ったの…

ここに来る前まではずっと僕と一緒だったのに、今は今剣や他のお兄さんたちもいるから…。



僕は皆のことが大好きだよ！大好きだけど…でも…





お姉ちゃんは、僕のお姉ちゃんだもん……。









『あれ、瑠衣！こんな所で何してるの？？』

弟「！お姉ちゃん……ううん、なんでもないよ！」




嘘だよ…。


本当はもっとお姉ちゃんにかまって欲しい。もっと僕と遊んで欲しい。




『…瑠衣、何かあったの？』

弟「え、」

『ふふ、お姉ちゃんの目は誤魔化せないよ？』




お姉ちゃんはいつもこうなの。お悩み事がある時も、何かを隠してる時も、いつもお姉ちゃんにバレちゃう。




弟「…お姉ちゃんは、僕のお姉ちゃんだよね…？」


『…え、』



やっぱり我慢できないよ。わがまま言って悪い子になってもいい…。

僕はお姉ちゃんにもっとかまって欲しいっ！



『ど、どういうこと？お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ？？』

弟「だって、お姉ちゃん最近僕と遊んでくれないもん…


僕だって、皆みたいにお姉ちゃんと遊びたいっ！！」

『！！！』





僕は、お姉ちゃんがずっと一緒じゃないと嫌だっ！

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