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お願いとこれから ページ7

「願い?」

『はい、そうです
今、皆さんが綴った文学を
消そうとする奴らが居るんです
そこで、沢山の文豪達が
文学を守っているんです
そして、それを森先生にも
手伝って欲しいのです』

「なるほど、それなら力を貸そう
どうすれば良い?」
『私の手を掴んでください、
皆の所に連れて行きます』

そう言うと、森先生は私の手を掴んだ
その瞬間眩い光が私達を包んだ
私はそっと眼を閉じた


再び眼を開けた時
「瀬奈さん!おかえりなさい!」
「瀬奈!新しい文豪さんも!」
帝國図書館の仲間が居た

『ただいま!新しい文豪の森 鴎外先生!』
そう言った瞬間その場が一瞬固まった

『ん?どうしたの?』
なんて呑気に言うと、
涙目の新美さんが

「瀬奈さん行っちゃうの?」
と白衣を摘みながら聞いてきた

『あ.....そっか....』
私は、どこまでいっても
森先生の代わりだ

その森先生が居るなら
代わりは要らない

私は此処から
居なくならないといけないんだ
記憶を消して

「その事にゃんだが」
館長代理が、館長と一緒に入って来ながら
第一声を発した
「文豪達が解雇するなとうるさくてな
これからも雇う事にしたのだ」

『良いんですか...?』
「大歓迎だ。それに、此処には
メンタルケアの出来る人が
瀬奈以外居ないからな」

そう言われ、私は自然と眼に涙を浮かべて
『それでは、これからも
よろしくお願いします』
と言って笑った

後日談→←有魂書の中※主が思う有魂書になります



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黒井 ショウ - 何回も読み返しています!素敵な作品をありがとうございます! (2月28日 21時) (レス) @page8 id: 8032af1e8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラチェ@天かすっこで藍友同盟 | 作成日時:2020年9月13日 10時

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