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翌朝。
『え?』
「はよ。」
『お、おはよう。』
Aが学校へ行こうとガレージを出ると、コブラが自転車に跨って待ち構えていた。
「乗れよ。」
『え?』
「いいから乗れって。ん。」
顎で後ろを指すコブラ。
Aは恐る恐る荷台に跨ると、コブラのウエストに腕を回した。
「掴まってろよ。」
『うん。』
その様子をこっそり見ていたノボルとナオミ。
「コブラもやるじゃん。」
「な。つーか、Aも大胆だな。」
「いや、あれは単純にあれしか方法を知らないんだと…」
「それだ。Aのことだからな。」
「これで進展すれば良いけど。」
「そう上手くいく?相手、Aだよ?」
「はは。いかないな。」
「おいおい!さっぱり何言ってるか分かんねーんだけど!」
「いたの?ヤマト。」
「いるわ!つーか、俺ン家の前だわ!」
「じゃあ、俺らも行くか。」
「うん。」
「おい!だから教えろって!」
3人の視線の先には、ゆったり進むコブラの自転車にAの背中。
「変だよなあ。コブラはお調子者なのにAちゃんの前じゃあんなに大人しくなっちゃって。」
「AはAで、コブラの前じゃ話もできないし。コブラはコブラで、あーんなぶっきら棒になっちゃって。」
「ったく。早く くっ付いちまえよーっ!!!」
((そこは分かるんかい!!))
そう叫ぶヤマトの声は、角を曲がった2人には届いていなかった。
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ガヤキティ(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、コメントありがとうございます!まだまだ本編に到達しないですが細々更新して行けたらと思っております。最高と言ってくださり本当に嬉しいです(;_;)ハイロー3の予告を観て寝込む程病んでおりますが、応援に応えられるよう、執筆頑張ります! (2017年10月10日 13時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ハイロー大好きなんでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2017年10月10日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - えりりん♪さん» 長い間放置してしまいごめんなさい。キュンキュンしてくださった部分のエピソードは物語修正の為に一時的に消してしまいましたが、後から登場します!素敵コブラさんが書けるように頑張るので、これからもよろしくお願いします! (2017年1月7日 11時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - たぬきさん» お久しぶりです!1年以上も放置してしまいごめんなさい。修正してしまったのですが、最初のエピソードも後から登場します!もう一つの方も修正が終わったらパス解除するので、もしよかったら来ていただけるとうれしいです!これからもよろしくお願いします! (2017年1月7日 11時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - YUMIE.Nさん» 1年以上も放置してしまいごめんなさい。修正をして更新を再開しました。最初のエピソードはまた後から登場します。これからも続きを楽しみにしてもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年1月7日 11時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガヤキティ | 作成日時:2015年11月15日 10時