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最初は抵抗していたAも、諦めて静かにコブラの小脇に抱えられることにしたらしい。



到着したのは屋上。


漸くAを解放したコブラは1人、フェンスに寄り掛かる。



先程の心の内を本人に聞かれたと思うと、どうしたらよいのか、立ち竦むA。



「来いよ。」

『う、うん。』



Aとしては、そうは言われても恥ずかしくて行けませんと言うのが本音。


進んでるんだか、そうじゃないんだかチマチマと動くAに焦ったさを感じるコブラ。



「だーっ!!!」



聞き覚えのある奇声を上げたコブラにビクッと跳ねるA。



「来いっつってんの!」



勢いよく踏み出し、Aの腕を掴んで引き寄せた


ガシャンッ


・・・のだが、


フェンスが揺れる音。


勢い余って、Aをフェンスに押し付けてしまった。


所謂 壁ドンならぬフェンスドン、寧ろフェンスガシャン状態である。



「あ、いや。」



予想外の展開に、コブラ自身も慌てふためき、状況が飲み込めないAは、ただただ目をパチクリとさせるだけ。


そんな2人の頬を、冬の訪れを感じさせるような風が掠めた。







2人の距離、僅か10cm____







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ガヤキティ(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、コメントありがとうございます!まだまだ本編に到達しないですが細々更新して行けたらと思っております。最高と言ってくださり本当に嬉しいです(;_;)ハイロー3の予告を観て寝込む程病んでおりますが、応援に応えられるよう、執筆頑張ります! (2017年10月10日 13時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ハイロー大好きなんでこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2017年10月10日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - えりりん♪さん» 長い間放置してしまいごめんなさい。キュンキュンしてくださった部分のエピソードは物語修正の為に一時的に消してしまいましたが、後から登場します!素敵コブラさんが書けるように頑張るので、これからもよろしくお願いします! (2017年1月7日 11時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - たぬきさん» お久しぶりです!1年以上も放置してしまいごめんなさい。修正してしまったのですが、最初のエピソードも後から登場します!もう一つの方も修正が終わったらパス解除するので、もしよかったら来ていただけるとうれしいです!これからもよろしくお願いします! (2017年1月7日 11時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)
ガヤキティ(プロフ) - YUMIE.Nさん» 1年以上も放置してしまいごめんなさい。修正をして更新を再開しました。最初のエピソードはまた後から登場します。これからも続きを楽しみにしてもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年1月7日 11時) (レス) id: c1cb732822 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ガヤキティ | 作成日時:2015年11月15日 10時

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