学校のカイダン Floor２

STEP66 ページ18

ツバメside




甲「それでは、今日の議題は」


御「なんだよ、お前もう関係ないだろう」




ツ「どうして…」

　「どうして騙したの？」



　「玉子ちゃん」



　「あたし見たんだよ！」

　「あの人たちと話してるところ」


油「どういうこと？」

　「まさか脇谷さんが…？」


ツ「玉子ちゃんは友達だと思ってたのに…」

　「どうして…？」




玉「ごめんなさい…

　 ごめんなさい！」

　「でも仕方なかったの」



ツ「仕方ない？」

　「あの人たちに盗めって命令されたから

　 仕方がないって言うの？」


御「あいつらがそんな下手するわけないじゃん」


甲「いるま…」


御「ばれちゃったらしょうがないじゃん」


　「あいつらには会長追放したらって

　 提案されただけだよ」


　「あとはみんなでどうしたら追放できるか

　 考えて出したんだ」



ツ「みんなで…？」


油「どーゆ―ことだよ」


御「裏執行部のご意向に従ったまでだよ」


ツ「裏執行部…？」


畠「プラチナの連中だよ」

　「あいつらが生徒会そのものを牛耳ってるんだ」



甲「生徒会費の予算配分を決めるのもあいつら」


御「娯楽室にビリヤードを購入する」

　「専用のソファを用意する」

　「食堂のステーキメニューや特等席も」

　「生徒会はその申請や面倒な手続きをやるためだけにあるんだ」



油「いやだからって」


御「いや油森だってわかってるだろう？」

　「会長サイドについたからって

　 いまさら正義感ぶんなよ！」

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